羊の尻尾は長かった

この間のミサ(復活節第4主日)の「聖書と典礼」を見て、もの凄く気になってしまったことがありました。表紙の絵に描かれている羊のしっぽが長いのです。ふっさふさの立派な尻尾が羊のお尻にくっついています。私の知っている羊のしっぽは短くて、長いしっぽの羊はもの凄く不自然に見えました。

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羊の尻尾が短い理由

あまりに気になったので、調べてみると、羊のしっぽは長い物だと分かりました。産まれたときは長い尻尾がありますが、衛生上の問題で、産まれてすぐに切ってしまうそうです。😣

羊の尻尾は虫を払ったりすることも出来ず、ただ垂れ下がっているだけなので、フンが尻尾についてしまうとお尻から菌が入って病気になってしまったりするするそうです。

だから、産まれてすぐに尻尾の根元を圧迫して血流を止め、自然に尻尾が脱落するようにするようです。痛そうと思いましたが、痛みは殆どないらしいです。

羊の尻尾は最初から短いと思っていましたが、そんな理由で短かったのですね。


生まれた時の羊の尻尾はこんなに長いです。


尻尾を切った後の、おなじみの羊の尻尾。

羊の生涯は短い

ところで、羊と言えばニュージーランドですが、あの農場にいる羊はほとんどがメスなのだそう。羊の生涯は短く、毛を刈られたり、子供を産んだりしながら4年ほどで、寿命を全うすること無くシープスキンやペットフードに加工されてしまうとのこと。😢

オスに至ってはもっと気の毒で、種羊(?)になる羊以外は産まれて数ヶ月から1年で食肉用として出荷されるそう。😭 なんだか、羊の生涯を思うと、可哀想だなぁ、と思いましたが、牛や豚、鶏など食肉用に育てられている動物はみな似たようなものなのでしょう。ベジタリアンになる人の気持ちがわからなくもない気がします。

私はあまり肉は食べませんが、肉を食べるときは命に感謝しながら、美味しく残さず頂こうと思います。

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