ロザリオってどんなもの?

私が作っている『ロザリオ』とはどんなものなのか?について書いてみようと思います。
カトリックの信者でない人から見ると、ネックレスにしか見えないアレですが、実はネックレスではありません。
カトリック教会で用いられる、お祈りの道具で、仏教で言うと数珠のようなものです。ロザリオを使うのはカトリック教会で、プロテスタントでは使いません。聖公会ではロザリオを使ったお祈りがありますが、カトリックのものとはロザリオの形状も、祈り方も違います。

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ロザリオってネックレスじゃないの?

カトリック教会には『ロザリオの祈り』というお祈りがあります。そのお祈りをする時に、使われるのがロザリオです。

そして、ロザリオはネックレスにしたくなる形状ですが、首からはぶら下げません。
時々、映画やテレビドラマでシスターや神父さんが首からロザリオをぶら下げていますが、あれは間違いです……(^^;)

電車の中や、街の中でも時々、お祈り用のロザリオをネックレスとして使っている人を見かけます。きれいだし輪っかになっているし、ネックレスにしたくなりますね。
カトリックでない人なら、ロザリオをネックレスとして使っても、問題ないと思いますし、素敵だと思います。
ただ、カトリックの信者がネックレスにすると、何とも言えない微妙な感じです。とは言え、首からぶら下げていても怒られる事はないと思います。もしかしたら、親切な古株の信者さんが『それは首からはかけないのよ』と優しく教えてくれるかも知れません。

私が作っているロザリオもお祈り用のものですが、ネックレスとしてもお使いいただけます。✨

ロザリオと祈り

『ロザリオ』はラテン語の rosarium に由来します。rosarium は『バラの冠』と言う意味で、珠を繰りながら唱えるお祈りが、バラの花輪を編むような形になるから、という説があります。

この『ロザリオの祈り』は聖母マリアへの祈りで、カトリック教会のなかであされてきたお祈りです。初代教会から始まった『ロザリオの祈り』を、今のかたちにまとめて普及させたのは聖ドミニコだと言われています。
『ロザリオの祈り』はイエスキリストの生涯(誕生、受難、復活、昇天)を黙想しながら、聖母マリアに対する愛と、救い主キリストに対する信仰を深めるための祈りと言えるでしょう。

ロザリオは、聖母マリアへの祈り『アヴェ・マリア』を繰り返して唱える際に、その数を数えるために使います。通常のロザリオは59個の珠とセンターと呼ばれるメダイ、十字架で作られています。
小さなものでは、10個の珠と十字架、メダイで作られたものや、ブレスレットタイプのものもあります。

素材も、木の実やウッドビーズで作られた素朴なもの、ガラスビーズ作られたもなど、色々なタイプがあります。ガラスビーズは優しい輝きのチェコビーズや、キラキラと美しいスワロフスキービーズ等、様々なものがあります。その時の気分や季節に合わせて、お祈りに使うロザリオを使い分けるのも良いかも知れませんね。

次回は、ロザリオの祈りのやり方について書いてみたいと思います。

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