ロザリオの祈り 4つの神秘

ロザリオの祈りの「神秘」についてまとめてみました。
ロザリオの祈りは、1連ずつに黙想と祈りがあります。この黙想は「神秘」(玄義)と呼ばれ、各連ごとにイエス・キリストの生涯を黙想します。神秘は、「喜びの神秘」、「苦しみの神秘」、「栄の神秘」、「光の神秘」の4つがあります。それぞれ曜日ごとに黙想する神秘が振り分けられています。

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4つの神秘(玄義)

月曜日・土曜日「喜びの神秘」、火曜日・金曜日「苦しみの神秘」、水曜日・日曜日「栄の神秘」、木曜日が「光の神秘」となっています。
この4つ神秘は、以前は「光の神秘」を除いた3つでしたが、2002年に教皇ヨハネ・パウロ2世によって「光の神秘」が付け加えられました。

喜びの神秘 (月曜日・土曜日)

第1の黙想:お告げを受ける(ルカ1章26-38節)
第2の黙想:エリザベトを訪問する(ルカ1章39-45節)
第3の黙想:イエスの誕生(ルカ2章1-7節)
第4の黙想:イエスを神殿に捧げる(ルカ2章21-24節)
第5の黙想:神殿でイエスを見いだす(ルカ2章41-50節)

光の神秘(木曜日)

第1の黙想:イエスがヨルダン川で洗礼を受ける(マタイ3章13‐17節)
第2の黙想:カナの婚礼で最初のしるしをおこなう(ヨハネ2章1‐11節)
第3の黙想:神の国の到来を告げる(マタイ5章3‐10節)
第4の黙想:栄光の姿を現す(マルコ9章2‐8節)
第5の黙想:聖体を制定する(最後の晩餐)(マタイ26章26‐29節)

苦しみの神秘(火曜日・金曜日)

第1の黙想:ゲッセマネの苦しみ(マタイ26章36-37節)
第2の黙想:むち打たれる(マルコ15章16-20節)
第3の黙想:いばらの冠をかぶせられる(ヨハネ19章1-5節)
第4の黙想:十字架を担う(ルカ23章26-32節)
第5の黙想:息をひきとる(ヨハネ19章25-30節)

栄えの神秘(水曜日・日曜日)

第1の黙想:復活する(マタイ28章1-8節)
第2の黙想:天に上げられる(ルカ24章50-53節)
第3の黙想:聖霊降臨(使徒言行録2章1-4)
第4の黙想:マリアの被昇天(黙示録12章1節)
第5の黙想:天のマリア(ルカ1章46-49節)

(参考:カトリック祈禱書 祈りの友)

毎回ロザリオをするたびに聖書を開くのも面倒(なんてことを言ってちゃいけませんが)、神秘の黙想箇所をまとめたお祈りの本もあるので、それを利用するのも良いと思います。

私の所属教会でミサの前に行われるロザリオの祈りでは、教会に置かれている「ロザリオの祈り」の冊子に書かれた、それぞれの神秘の箇所を唱えています。

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