カトリック 三位一体って何?不思議な神様の構造

キリスト教で、神様を語るのに外せない言葉が「三位一体」です。「さんみいったい」と読み、ギリシア語では Αγία Τριάδα, ラテン語では Trinitas, 英語: Trinityと言います。「三位一体」はキリスト教の神様の概念のようなもので、1つの神様が3つの姿になって現れるというもので、その3つは「父」と「子(イエス・キリスト)」と「聖霊」です。
洗礼を受ける前の勉強会で、神父様から教わりましたが、私は言葉をそのまま受け取り「へぇ〜、そうなんだ」と思っていましたが、よく考えるとなんだか、不思議な神様の構造です。

三位一体 神様の姿

さて、神様の3つの姿、「父」「子」「聖霊」はどんなものなのでしょう?

イエス・キリストの父にあたる人で、天地万物の創造主です。イエス・キリストも聖霊も、この父なる神から生まれました。
聖書の中では「ヤハウェ」という名前で登場しています。

子(イエス・キリスト)

父である神の唯一の子供がイエス・キリストです。人間も神様の子供ですが、神様によって創造されたものです。それに対してイエス・キリストは神様自体から生まれた人です。

聖霊

聖霊は父である神様の霊で、イエス・キリストを通して注がれたものです。聖霊は炎の形で表現されたりします。「聖霊降臨」の祝日の「聖霊」です。聖書の中では「聖霊による洗礼」とか「聖霊が降った」という言葉で登場します。簡単にいうと「神様の不思議パワー」的……なものかと。

三位一体は理解するものではなく信じるもの

この三位一体を表す図としては、「三位一体の盾」が有名です。


出典:Wikipedia

この「父なる神」(ラテン語: PATER)、「子なる神」(ラテン語: FILIUS)、「聖霊なる神」(ラテン語: SPIRITUS SANCTUS)の位置や繋ぎ方は、いくつかのパターンがあるようですが、共通するパターンがあります。”Est”(である)と”non est”(ではない)の項目です。

「父」は神である(PATER est DEUS)
「子」は神である(FILIUS est DEUS)
「聖霊」は神である(SPIRITUS SANCTUS est DEUS)
神は「父」である(DEUS est PATER)
神は「子」である(DEUS est FILIUS)
神は「聖霊」である(DEUS est SPIRITUS SANCTUS)

そして、「父」は「子」ではなく、「子」は「父」でありません。「聖霊」も「聖霊」は「父」でなく「子」でもありません。

ん?どういうこと?
父」と「子」と「聖霊」で1つじゃないの?と、ちょっと混乱してしまいますね。神様の実体は1つですが、それぞれの姿は違うもの、ということのようです。あれれ?余計にわからなくなってきた💦

三位一体については、色々な「三位一体論」があるようで、未だにキリスト教会では、難解なものだそうです。3つが1つで、1つが3つなんて、確かに理解の範疇を超えています。
どうやら、「三位一体」は「理解するもの」ではなく、「信じるもの」のようです。勉強会で、神父様がさらりと説明したのも、「理屈よりも信じなさい」ということが理由なのかもしれません。何と言っても、天地万物を作った神様です。その神様の姿をそうそう簡単に人間が理解できなくても当たり前なのかもしれませんね。