カトリック ミサ用のベールを作ってみました
普段はロザリオを作っているのですが、なんとなく思い立ってベールを作ってみました。柔らかい真っ白なソフトチュールを使った長方形のベールです。ミシンを使わず透明糸を使ってチクチクと縫いました。久しぶりの手縫い、初めて作ったベールの出来栄えは何とも……、な感じです😅
真っ白なチュールで四角いベール
今回作ったベールは、真っ白いチュールを使っています。何も考えずにチュールを買ってから、別フロアへ縁取りするレースを買いに行ったのですが、真っ白なフラットレースはものすごく種類が少ないことが分かりました。ギャザーが寄せられたレースは結構な種類があったのですが、フラットタイプはほとんどがオフホワイト。
うーん。チュールをオフホワイトにするんだった……💦
と後悔しても、時すでに遅し。
結局、レース専門店のネットショップで、真っ白のフラットレースを調達しました。試作品とも言える最初のベールなので、お値段も控えめレースです。長方形にしたのは、単純に断裁のしやすさと縫いやすいから。
出来上がったら、なんとなくテーブルクロスチック……💧
長方形のベールは一度だけ、某キリスト教ショップのサイトで見かけたことがありますが、ほとんど三角か半円タイプなので、長方形は使いにくいのかしら?
教会によって違うベール着用率
現在は、ベールを被るも被らないも個人の自由ですが、1962年の第2ヴァティカン公会議以前は、ベールを被ることが義務付けられていました。私は、自分の洗礼式と堅信式、そして代母をした時にベールを被りましたが、普段はベールを被っていません。理由は、ミサ中にベールがずり落ちて気になるからです。ベールの素材のせいなのか、私の頭の形や髪型のせいなのか、イマイチはっきりしませんが、滑って後ろの方に少しずつ落ちていくのです。
教会によってベールの着用率は違っていて、私の所属教会では30%くらいでしょうか?私の知っている他の教会と比べると、それでもベールの着用率は高いように感じます。
みなさん、素敵なベールを使っていて、最近ではラインストーンがアクセントについたベールも見かけます。
そして、頭から滑り落ちることもなく、みなさん、きれいにベールを被っているのですが、どうやっているのでしょう?私は、素材や形を変えても滑り落ちるので、いっそベールにコームを縫い付けてしまおうかと考え中です。
教皇様との謁見は黒い服に黒いベール
さて、滅多に見かけない長方形のベールには、大きなサイズがあるようで「ローマ教皇謁見にも使えるサイズ」と言うものを見つけました。よくよく調べて見ると、教皇謁見でのドレスコードは、女性は黒い服に黒いベールなのだそうです。けれど「白の特権」と言うものがあり、特別に許可された人(スペイン王妃、ベルギー王妃、ルクセンブルグ大公妃、モナコ大公妃、リヒテンシュタイン公妃、サヴォイア家のプリンセス)は白い服と白いベールで謁見できるのだそうです。
知らなかった……。
なので、ネットショップで売られている真っ白な「ローマ教皇謁見にも使えるベール」は、残念ながら教皇様に謁見する時には使ってはダメだと言うことです。
……とはいえ、一般人が謁見できる「一般謁見」ではノースリーブや短いスカートなど露出を控えた服装ならば何色の服でも良いようです。ベールに至っては被っている人など皆無、のようです。(ヴァティカンの一般謁見の動画を見た限りでは)
いつか、ヴァティカンに行って一般謁見に紛れ込みたいなぁ。