カトリック初心者 代母を頼まれる 2

自分の洗礼入門式も緊張しましたが、代母として出席する洗礼入門式はまた違う緊張感がありました。
同じように、ミサが始まる前に集合して神父様から式の説明と式でいう言葉のカンニングペーパーを配布されました。集まった中には同じ聖歌隊で歌っている仲間も代母として出席していたので、知った人を見つけた私は少しだけ安心していました。

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洗礼式に向かって

知っている人に、「あれっ?あなたまだ洗礼受けていなかったっけ?」なんて聞かれ、「今日は、なんと代母なんです〜」と苦笑いしたりしているうちに、ミサが始まり、入門式は無事終了。
入門式での代父母がするメインのことは、神父様が受洗希望者(代子さん)の額に指で十字を書いた後、同じように代父母が代子さんの額に十字を書くことなので、ドキドキ感もそれほどではありませんでした。

一ヶ月後の洗礼志願式も、入門式と同じように簡単な説明とリハーサルがありました。自分の志願式と若干違っている部分があったりするので、よく聞いていないと何かやらかしてしまいそうです。
とはいえ、ほぼ入門式と同じで神父様からの質問に答え、神父様から洗礼志願者に塗油が行われますので、その油をコットンで拭き取ったりして、無事終了。
あとは、洗礼式です。

それまでに、代子さんのために洗礼式で使うベールを用意しなくてはなりません。殆どの場合、洗礼式で使うベールは代母がお祝いとして贈ることが多いようです。
私はベールの専門店で、代子さんのイメージに合いそうなベールを購入しました。

ひと味違う代母としての喜び

さて、色々と用意したりしているうちに、復活祭。洗礼式の日です。聖人連禱から始まる洗礼式は、やっぱり緊張します。
この日も今までと同じように、洗礼式の前に簡単な説明とリハーサルはありますが、細かい所作については解説なし💦
自分の洗礼式を思い出しつつ、他の代母さんたちの所作を確認しつつ、です。
洗礼の代子さんの肩に手を置く時や、ベールをかける時は緊張しましたが、一番緊張したのはろうそくの火を受け取り、代子さんのろうそくにその火を移すときでした。

うっかり消しちゃったら、マズイ……。なんてったって「キリストの光」ですから!

思わず息を止めてしまいました。
何だか、代子さんのろうそくに火をともすと、とても心の中にもあたたかいものがじんわりと広がりました。

最後に、洗礼名の授与が行われ、無事に終了!

私も代子さんも緊張しましたが、とても感慨深い洗礼式でした。自分の洗礼式とは違う喜びがありました。代母を引き受けるか迷っていた時、シスターに「それも神様のお恵みだから、嬉しいことよ」と言っていましたが、その通りでした✨

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