カトリックのミサってどんなの? 〜はじめてのカトリック教会 2〜

カトリック教会のミサは、世界共通、どの国でも言語は違えど内容は同じです。なので、外国に行った時に現地のミサに出ても、言葉は理解できなくても内容はわかるわけです。

けれど、初めて経験するミサは「何がおこっているのか」よく分かりません。最初は、私もさっぱりと分かりませんでした💧
今回は、カトリック教会の主日(日曜)のミサがどんな流れで行われるのかを書いてみたいと思います。

ミサの式次第

ミサは、「最後の晩餐」に由来しています。イエス様は十字架につけられる前に、弟子達と食事をしました。その時に、パンと葡萄酒を自分の体と血にかたどって「聖体」としました。そして、十字架につけられて死に3日目に蘇りました。
ミサは「感謝の祭儀」とも言われ、イエス・キリストの死と復活を記念して、その恵みに与る喜びと感謝の祭儀です。

ミサは大きく5つのパートに別れています。
「開祭の儀」「言葉の典礼」「感謝の典礼」「交わりの儀」「閉祭の儀」で、この中でも重要なのが聖書の言葉を聞く「言葉の典礼」と聖体を拝領する「交わりの儀」です。

ミサの流れ

1. 開祭の儀

入祭の歌が始まると司祭と奉仕者が入堂し、祭壇に向かいます。そのあと司祭と会衆の挨拶、はじめの祈り、次に「悔い改めの祈り」を唱えたあと、短い「集会祈願」という祈りが司祭によって唱えられます。
続いて「あわれみの讃歌」待降節と四旬節以外には「栄光の讃歌」が唱えられます。
「悔い改めの祈り」「あわれみの讃歌」「栄光の讃歌」は会衆みんなで唱えます。私の所属教会ではこの3つの祈りは歌いますが、教会や曜日によっては歌わずに、唱える場合もあります。
ここまでが開祭の儀です。ここまでは起立して行われ、次の言葉の典礼で着席します。

2. 言葉の典礼

ミサの中で重要な部分です。旧約聖書と新約聖書の朗読、答唱詩篇、福音朗読、司祭の説教という構成です。通常第1朗読は旧約聖書が読まれますが、復活節は「使徒言行録」か「ヨハネの黙示録」が読まれます。

  • 第1朗読:旧約聖書が読まれます。(会衆の代表が読みます)
  • 答唱詩篇:聖書の朗読箇所に関連した詩篇が歌われます。
  • 第2朗読:新約聖書の中から使徒書(使徒が信徒に宛てた手紙)が読まれます。(会衆の代表が読みます)
  • アレルヤ唱:神様を賛美し、詩篇の1節を歌います ※起立します
  • 福音朗読:司祭によって新約聖書の福音書が読まれます ※起立します
  • お説教:福音書や朗読の内容を解説したり、それに関連した話をされる場合が多いです

お説教が終わると、また起立して「信仰宣言」を唱え、「共同祈願」を唱えます。

3.感謝の祭儀

ミサで最も重要な部分で、「最後の晩餐」に由来するものです。この間はほぼ起立して行われます。
会衆が奉納の歌を歌う中、会衆の代表者がパン(聖体)を入れた器と葡萄酒が祭壇へ運ばれます。この時に小さな籠や袋が回り献金が行われます。いくら入れるかは任意で、お財布の中の小銭で大丈夫です。もちろん強制ではないので献金したくなければそのまま隣の人へかごや袋を渡せばよいです。集められた献金も祭壇へ運ばれます。
カトリックでは、パン(聖体)をホスチア、葡萄酒をいれる聖杯をカリスと呼びます。ホスチアは白くて丸い薄いおせんべいのような見た目です。味も具もない「えび満月」を想像すると良いと思います。😃

次に、司祭が「奉納祈願」と「叙唱」を唱え、「感謝の讃歌」が唱えられます。私の所属教会では「感謝の讃歌」は歌いますが、教会や曜日によって歌わずに唱える場合もあります。

次に、司祭が「奉納文」を唱え、「聖変化」が行われます。これがミサの中心となる部分です。司祭が、イエス様が最後の晩餐で唱えた言葉をくり返し、それによってパンと葡萄酒がキリストの体(聖体)と血(御血)になったことを示します。

4.交わりの儀

司祭の言葉に続いて、「主の祈り」を唱え(歌い)ます。この後の司祭の祈願が唱えられた後に「平和の挨拶」です。近くの人と「主の平和」と言いながら挨拶をします。(最初はドキドキする平和の挨拶です😃 )
それから、「平和の讃歌」を唱え(歌い)、まず司祭が聖体拝領した後、会衆の聖体拝領が行われます。「聖体」を頂けるのはカトリックの洗礼を受けた人だけです。カトリックの洗礼を受けていない方は、そのまま座って待つか、一緒に列に並んで「祝福」をしてもらいます。
これを「交わりの儀」と言うのは、神様と人との交わり、ミサに参加しているみなが同じ「聖体」を受けて交わるという意味です。

5. 閉祭の儀

拝領後の祈りの後に、司祭の祝福と派遣が行われます。そして閉祭の挨拶でミサが終わります。
最後に「閉祭の歌」が歌われ、司祭と奉仕者が退堂します。

カトリックのミサガイドブック

主日のミサは大体こんな感じで行われます。最初のうちは何がどんな順番で行われてるのかサッパリ分からないと思います。私はしばらくの間、「キリストと我等のミサ」という小さな赤い本を見ながらミサに参加していました。
これは、ミサの式次第が解説された本で、お祈りの言葉や、いつどんなふうに答えれば良いのかが載っています。簡単に言うとカトリックのミサガイドブックです。


キリストと我等のミサ

こちらは単行本サイズのもので、文字も大きく見やすいです。


ともにささげるミサ―ミサ式次第会衆用

もっとも、最初はこれを見ていても、「いまどこ〜?」と迷子になったものです💦 半年くらいすると何となく流れが分かり、1年くらいすると「信仰宣言」など長い言葉以外は覚えられたように思います。ミサに慣れるまで持っていると、何となく安心の一冊です⭐️