「苦手な歌すら嬉しい」 3年ぶりに歌えるようになった聖歌
この四旬節から3年ぶりにミサで聖歌が歌えるようになりました。
でも、なぜかミサ曲はまだ歌わない、とのお達し。新しくなったミサ曲は、まず新しい式次第に慣れてから、と言うことかも知れません。
と言うことで、歌うのは答唱詩篇とアレルヤ唱(詠唱)に加えて、入祭、奉納、拝領、閉祭の歌です。
土曜日の夕ミサでは、奉納の歌は歌わないので3つの聖歌を歌うことになります。
苦手な曲の「不安感」さえも嬉しい
さて、今のところ聖歌隊は土曜日チーム3人、日曜日は多分2から4人です。(日曜日の事はよくわからない)
日曜に歌う人たちは歌だけなので良いのですが、土曜日は受付、検温、朗読、献金等、色々とお役目があります。
以前は、ミサ開始の1時間前に練習をしていましたが、今はまだ検温などを行わなければならないので、更に早めの1時間半前にオルガニストさんと30分ほど練習をします。
3年歌っていないと「どんなだったっけ?」と記憶が怪しい聖歌がたくさんあります。特に、四旬節しか歌わない聖歌は「うーん、思い出せない」というのもあったりします。
実は私、四旬節の聖歌は苦手なものが多いので、しっかりと復習しておかないと、悲惨なことになります。黒歴史レベルの大惨事になった苦手な曲もあったりします。
それでも、やっぱり歌えることの方が嬉しいです。「この曲、苦手なのよね。練習しなきゃ!」と焦ることが幸せにすら感じてしまいます。
歌って朗読して献金して
そんなこんなで、歌はなんとか歌えるのですが、問題は朗読や献金です。
第一朗読は、毎回引き受けてくれる方がいるのですが、第二朗読は聖歌隊の一人が読むことがほとんどです。
三人のうち、一人は答唱詩篇の先唱、一人は朗読、残りの一人が楽廊、となります。
なので、誰か一人が仕事などで来られなくなると、先唱ではない方が楽廊で入祭の歌を歌った後、階段を降りて朗読に向かいます。大聖堂なので結構遠いです。3階分くらいの階段を降り、早歩きで朗読者の待機ポジションに向かいます。(以前、Gloriaを歌いながら走って降りたことがありましたっけ……)
そんなに急がなくても、会衆席で歌えばいいじゃない、となりますが、マスク着用でマイクなし・最前列の席で一人で歌うと「聞こえない」となります。コロナ以前はマイクを使っていなかったのですが(聖歌隊も3〜5人くらいいたし)、コロナ以降は少人数&マスク着用なので楽廊ではマイクを使っています。
マイクなしでもプロのメンバーが歌うと、それはそれは美しく、聖堂の隅々まで声が届いているのですが、素人に毛が生えた程度の発声ではなかなか……。
朝起きたら歌が上手くなっていないかしら?と思います。(←他にも朝起きたら3ヶ国語話せるようなっていないかしら?とか)
みなさんも歌ってくれると良いのですが(マスク着用で歌っても良くなりました)元々、土曜日の皆さんは歌うのは少数派で……。きっとまだ、遠慮もあるのかも知れません。
以前は、先唱以外を一人で歌うことがとても不安で緊張しましたが、コロナのおかげですっかり平気になりました。少人数で歌ってきたので、「一人で歌うのも当たり前のこと」になったのか、麻痺して苔が生えたのか……。
歌も上達していれば言うことなし!なのですが、それは「まだまだ」です。
やっぱり、歌えなかった3年は大きいです。
記憶が怪しくなっている歌を思い出しつつ、「歌える喜び」を感じながらみんなで頑張ってゆきたいと思います。