グレゴリオ聖歌 Sequentia(続唱) “Dies irae”で撃沈

ネウマ譜の写真

去年のレクイエムではSequentia(続唱)を歌わなかったのですが、今年は歌うかもしれないということで、久しぶりにレクイエムの続唱 “Dies irae”を歌いました。この続唱、ものすごく長いです。20節まであって、歌っても歌っても終わらない感じです。
一昨年、なんとか歌えるかも?と言う感じだったのですが、久しぶりに歌ってみると……、忘れてる!💦

発音で迷っておいていかれる

この長ーい続唱を歌っている途中、ラテン語の読みが怪しくて一瞬止まると、見事に置いて行かれます。ん?と思っていると乗り遅れて、あれよあれよという間に進んで行って「今どこ?」と迷子になって混乱する始末。覚えていたはずの旋律も、いざ歌うと「あれ?この音だっけ?」と、やっぱり迷走。🙄

続唱についてはこちらの記事で紹介していますので、興味のある方はどうぞ♪

1年半ぶりくらいに歌うにもかかわらず、周りの人はちゃんと歌えていて、ひとり置いていかれ、若干(どころじゃない…😵)焦りました。
11月のミサまで、練習できる回数は限られているので、自主練しないとミサでずっこけそうです。ラテン語の読みが怪しいところには、フリガナを打っておくのが安全な感じです。
ほぼシラブル(歌詞の1音節に対し1音符があてられている)な歌なので、ラテン語の発音で迷ったらアウト!です😱

Gregorian Chant-Dies Irae

年に一度のレクイエムのミサは、私にとっては唯一のラテン語ミサを体験する機会です。そこで歌えるのですから、とても楽しみなのですが、歌唱力がついてこないのが悩みどころです。
朝起きたら、歌が上手くなっていないかしら?なんて思ってしまいます。
ラテン語を読むのが得意とか、音感がいいとか、声がいいとか、何かあると良いのですが、今のところ、私は頑張って練習するしかなさそうです。

暑い夏、頑張って練習して、去年よりも進歩した自分で歌えたら良いな、と思います✨

“Dies irae”のながーい歌詞

20節ある長ーい歌詞はこちら。「最後の審判」を歌ったもので、ちょっと歌詞は怖い、かも。
“Dies irae”は日本語訳すると「怒りの日」です。
私、焼かれちゃうだろうなぁ、と思いながらいつも歌っています😅

Dies irae

Dies Irae, dies illa
solvet saeclum in favilla
teste David cum Sybilla.

ダビデとシビラが証言したように
全ての世界を灰に帰すべきその日こそ
怒りの日

Quantus tremor est futurus,
Quando judex est venturus,
Cuncta stricte discussurus?

審判者が全てを厳しく打ち砕こうとやって来る時
どれほどの震えとおののきがあるのだろう?

Tuba, mirum spargens sonum
per sepulcra regionum
coget omnes ante thronum.

不思議なラッパが世界中の墓の上に響き
全ての者を王座の前にかり集める

Mors stupebit et natura,
cum resurget creatura,
judicanti responsura.

人間が審判者に応えようと蘇る時に
死と自然の世界は驚くだろう

Liber scriptus proferetur,
in quo totum continetur,
unde mundus judicetur.

この世を裁く全てをまとめ記された書物が
持ち出される

Judex ergo cum sedebit,
quidquid latet,apparebit:
nil inultum remanebit.

審判者が席につくとき、
隠された全てのものは明らかになり
裁かれずに残るものは全くないだろう

Quid sum miser tunc dicturus?
quem patronum rogaturus,
cum vix justus sit securus?

その時、あわれな私は何を言おう?
誰を弁護者にしよう?
正しい人ですら、安心してはいられない時に

Rex tremendae majestatis,
qui selvandos salvas gratis,
salva me,fons pietatis.

おそるべき大王よ、
救われるべき人を、恵みをもって救われる慈悲の泉よ
私をお救いください

Recordare,Jesu pie,
quod sum causa tuae viae
ne me perdas illa die.

慈悲深いイエスよ、
あなたが地上に下った理由が私のためであったことを思い、
その日に私を滅ぼしませんように

Quaerens me,sedisti lassus,
redemisti Crucem passus:
tantus labor non sit cassus.

私を捜し求め、疲れて座り込み
十字架の苦しみで私の罪をあがなって下さった方
その苦しみが無駄でありませんように

Juste judex ultionis,
donum fac remissionis
ante diem rationis.

正義によって罰を下す審判者よ、私に罪の許しの恩寵を与えて下さい
報告の日の前に

Ingemisco,tamquam reus,
culpa rubet vultus meus
supplicanti parce,Deus.

私は罪人のように嘆き
罪を恥じた私は顔は赤らめる
神よ、どうぞ私をお赦しください

Qui Mariam absolvisti,
et latronem exaudisti,
mihi quoque spem dedisti.

マグダラのマリアを許し、盗賊の願いを受け入れたあなたは、
私にも希望を与えて下さった

Preces meae non sunt dignae,
sed tu bonus fac benigne,
ne perenni cremer igne.

私の祈りは、聞き入れらる価値はない
けれど、憐れみ深い主よ、あなたの慈悲で
私が地獄の火によって永遠に焼かれることの無いようにしてください

Inter oves locum praesta,
et ab haedis me sequestra,
statuens in parte dextra.

羊たちの中に私を置き、山羊たちから私を引き離し、
私をあなたの右側においてください

Confutatis maledictis,
flammis acribus addictis,
voca me cum benedictis.

呪われ、口を封じられた者たちが
激しい炎のなかに落とされる時、
祝福された者と共に、私を呼び出してください。

Oro supplex et acclinis,
cor contritum quasi cinis:
gere curam mei finis.

私の心は灰のように砕かれ、
膝をかがめ、ひれ伏して祈る
私の最期の時を心に留めてください

Lacrimosa dies illa,
qua resurget ex favilla
judicandus homo reus.

熱い灰の中から蘇るその時こそ、涙の日

Huic ergo parce,Deus:

神よ、この人を惜しんで下さい

pie Jesu Domine,
dona eis requiem. Amen.

憐れみ深い主、イエスよ、
彼らに平安を与えて下さい
アーメン