初霜のアシジのロザリオ
サンダミアーノの十字架と言えば、私のには「平和の祈りのロザリオ」なのですが、今回は小さめのサンダミアーノの十字架を使って少し雰囲気の違うタイプを作ってみました。
裏にラテン語で祈りの言葉が刻まれているこの十字架、いつも仕入れるサンダミアーノの十字架の裏面は英語の祈りだったのですが、やっと(!)ラテン語のものが届きました。今まで、仕入先のリストの写真はラテン語なのに届くと英語というパターンだったので……。小さめサイズなので、ちょっと文字は読みづらいのですが、しっかりラテン語です。
そして、ラテン語の祈りをよーくみて見ると……「ん?平和の祈りじゃない」と気づきました。
どうやら、小さいサイズのサンダミアーノは「平和の祈り」ではないようです。刻まれているラテン語がこちら。
BENEDICAT TIBI DOMINUS ET CUSTODIAT TE
OSTENDAT FACIEM SUAM TIBI ET MISEREATUR TUI.
CONVERTAT VULTUM SUUM AD TE ET DET TIBI PACEM
DOMINUS BENEDICAT TE.
英訳すると
The Lord bless you and keep you.
May He show His face to you and have mercy.
May He turn His countenance to you and give you peace.
The Lord bless you.
な感じです。
ん?これって、民数記6章の22-27の「アロンの祝福の祈り」ではないですか!
私のとても好きな箇所で、これを歌詞にした"The Lord bless you and keep you" はお気に入りの歌です。
そんな祈りの言葉が入ったサンダミアーノの十字架、持っているだけで心が癒され勇気が出てきそうです
主があなたを祝福し あなたを守られるように
世間では、クリスマスが終わるとお正月まっしぐら。もうどこにもクリスマスの痕跡はありませんが、カトリック教会はまだクリスマスです。ツリーも馬小屋も、クリスマスのディスプレイはそのまま。所属教会も夜に行くと、まだクリスマスの […]
そんな素敵な十字架に組み合わせたのは、グリーンに淡いパープルのフレアが入った微妙な色味のビーズです。主の祈りには真っ白のカットビーズを組み合わせ、初冬のアシジをイメージしてみました。針葉樹の緑にうっすらと積もった雪や、緑の苔の上に降りた霜……。果たして実際の冬の風景がどんなかは、行ったことがないので分からないのですが……💦 冬のアシジの写真ってあまり見かけないのですよね……。
センターピースは定番のアシジのフランシスコではなく、バラのものを使って(冬のバラってちょっと素敵)小さめのサンダミアーノの十字架とバランスをとりました。
今はコロナで海外には行けませんが、いつかアシジに行きたいな、と思います。実は去年、パパ様のミサの抽選に外れて「じゃ、来年はバチカンのミサに行こう」と思い立ちクリスマスのミサに申し込もうと申し込みフォームまでダウンロードしていました。
イタリア語はさっぱりですが、ミサはラテン語だし、行けばなんとかなるよね、と。(ちょっと無謀……😅)
けれど、コロナで海外旅行などいつできるようになるのか、と言う状況……。
いつかコロナが落ち着いて海外旅行ができる日を夢見て、あれこれ妄想(?)しています。
作品詳細
作品名 | 初霜のアシジのロザリオ |
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素材 | チェコビース 6mm/8mm |
サイズ | 輪の長さ:約640mm/全体の長さ:約455mm |
十字架 | サンダミアーノの十字架 40x24mm イタリア製 |
メダイ | ばらのメダイ 約15x15mm イタリア製 |