ロザリオ制作 不思議メダイのセンターピース

ロザリオのデザインを決める時は、ビーズからセンターピースや十字架、金具の色を決める時と、センターピースや十字架に合わせてビーズと金具の色を決める時があります。
その時のテーマによって、どちらを先に決めるかは違うのですが、例えばセンターピースを変えるだけでロザリオの印象は随分と変わります。

センターピースの定番はマリア様

センターピースはかなりの種類を揃えていますが、どんなロザリオにもぴったりと合う定番的なものと、センターピースのデザインからビーズや十字架を決める個性的なものがあります。
定番的なセンターピースは比較的手に入りやすく、使いやすいので結構な数を手元にストックしてあります。私のお気に入りは、星とマリア様がデザインされた丸いかたちのセンターピースです。

定番のセンターピースは、「不思議メダイ」と言うものが多くあります。マリア様がデザインされているもので、「無原罪の聖母」とも言われます。おそらく日本の聖品ショップで手に入るセンターピースの多くは「不思議メダイ」ではないでしょうか?

「メダイ」はポルトガル語で、英語ではメダル、フランス語ではメダイユと言い、物としては記念コインや金メダルのような感じです。それをペンダントトップにしたり、センターピースにします。

カトリック教会には、いろいろな種類のメダイがあります。聖人や聖霊の鳩、天使……。カトリック信者の中には、お気に入りのメダイをペンダントとして身につけている人が多くいます。
けれど、ファッションとしてではなく、自分の信仰を高めるためだったり、信仰を忘れないために身につけています。私の場合は、メダイを身につけていると神様を近くに感じられる気がします。🌹

不思議メダイとは

この「不思議メダイ」のペンダントトップが何年か前に、「幸せを呼ぶグッズ」として流行したことがありました。有名人が身につけて恋が成就したとか、そんな話だったと思います。

さて、この「不思議メダイ」はどんなものなのでしょうか?私も初めてこのメダイの名前を見たとき、「なぜ不思議なんだろう?」と思いました。不思議のメダイは、フランス語で “Médaille miraculeuse”、英語で “Miraculous Medal”と言います。日本語では「不思議」と訳されていますがフランス語を直訳すると「奇跡のメダイ」となります。

不思議メダイは、聖母マリアの出現を目撃したフランスのカトリック修道女カタリナ・ラブレ(Catherine Labouré)が、聖母マリアからのお告げとイメージをもとにデザインし、金細工師のアドリアン・ヴァシェットが作ったものです。
メダイの形は楕円形で、まわりには”Ô Marie, conçue sans péché, priez pour nous qui avons recours à vous.” (原罪無くして宿り給いし聖マリア、御身に寄り頼み奉るわれらのために祈り給え)という祈りの言葉が聖母マリアの右手から始まり、頭の上に続いて、左手で終わっています。

カタリナの手記には、聖母マリアは光り輝くローブを身にまとい、そのローブはハイネックでシンプルな袖をしていた。聖母マリアは地球の半分の上に立ち、手は腰の位置まで持ち上げられ、指にはダイヤモンドの指輪がされ、それぞれ違う大きさの光が出ていた、とあるそうです。
メダイの裏側は、12の星の輪と十字架の上に乗る大きなMの文字、茨に囲まれた王冠を冠したイエス・キリストの心臓と、王冠を冠し剣の刺さった聖母マリアの心臓が見えたそうです。

このメダイを身につけて病気が治る等の奇跡が多くおこったことから、不思議のメダイ、奇跡のメダイと呼ばれるようになりました。
聖母マリアがカタリナの前に現れた時、「信頼をもってそれを身につける人、特に首からかける人は大きな恵みを受けるでしょう」おっしゃったことから、カトリック信者でなくても身につけて祈り信じればお恵みを頂けるということが、この「不思議メダイ」が多くの人に愛される理由のひとつでしょう。

……というわけで、センターピースに不思議メダイが使われることが多いのも納得できます。
ペンダントトップの不思議メダイは楕円形のものが多いのですが、センターピースになると、そのデザインは様々です。十字のモチーフの中心にメダイがデザインされていたり、透かしの模様になっていたり、美しいデザインのものがたくさんあります。

センターピースいろいろ

私がストックしているセンターピースの中の「不思議メダイ」をいくつか。
マリア様の”M”の中央に不思議メダイがデザインされたものは、ネックレスのアクセントにも使えるお気に入りの品です。✨