グレゴリオ聖歌 復活節の Kyriale I (Lux et Origo)

ネウマ譜の写真

復活節の Kyriale は「光とはじまり」という名前のついた Kyriale I Lux et Origo です。この名前のように復活祭の前夜、聖土曜日の夜に行われる復活徹夜祭のミサは、ろうそくの光で始まります。

光で始まるミサ

キリスト教の一番の祝日はクリスマスだと思っている方も多いと思いますが、キリスト教で一番大切な祝日は、キリストの復活をお祝いする「復活祭」です。

このミサは通常のミサとは少し違って「光の祭儀」、「言葉の典礼」、「洗礼の典礼」、「感謝の典礼」の4つで構成されています。

この「光の祭儀」は聖堂の外でおこされた火を司祭が祝福し、それが大きな『復活のろうそく』にともされます。この光は、世の暗闇を照らす光で神様の象徴です。そして死から復活したキリストの勝利の光であり、私たちに分け与えられた命と救いの光を表しています。

この『復活のろうそく』を先頭にした行列が聖堂へ入り、その火が会衆の持つ小さなろうそくに移されます。すると、暗かった聖堂にひとつづつ小さな光がともり、やがて静かなろうそくの光で聖堂が照らされます。

この「光の祭儀」は1500年以上続けられて来た祭儀だそうです。

この復活徹夜祭から、四旬節中は歌われなかった「栄光の讃歌」が歌われます。それまで四旬節で何となく暗めの、どーんとした歌が多かったのですが、この日からは明るい喜びの歌が歌われます ✨
所属教会で、この日のミサにグレゴリオ聖歌が歌われることはありませんが、個人的にはラテン語で”Gloria”を歌いたい気分になります。😊

Kyriale I (Lux et Origo)

Kyrie I

Gloria I

Sanctus I

Agnus Dei I

Credoは定番の3番です🎵

もうひとつ、復活節のグレゴリオ聖歌 “Regina Caeli”
終課のための聖母讃歌で、復活節に歌われます。これも美しい聖歌です。🌹

Regina Caeli

Regina Caeli, laetare, alleluia:
Quia quem meruisti portare, alleluia:
Resurrexit, sicut dixit, alleluia:
Ora pronobis Deum, alleluia.

天の元后、喜びたまえ、アレルヤ。
あなたがお生みになった御子は、 アレルヤ。
お言葉どおりに復活されました、アレルヤ。
我らのためにお祈り下さい、アレルヤ。