チェコビーズ 微妙な色の違いで雰囲気が変わるロザリオ
私が作っているロザリオは、基本的には一点ものですが、リクエストを頂いて同じものを作ることがあります。
手に入りやすいパーツとビーズなら同じものを作ることができるのですが、ちょっと珍しいタイプのパーツやビーズの場合は、残念ながら同じものを作ることができません。
同じ色でも時期などによって違うビーズの色
先日も、珍しいタイプのロザリオをリクエスト頂いて作ることになりました。華やかな「クリスマスのロザリオ」と「悲しみの聖母のロザリオ」で、どちらも、パーツの最後の1セットがあったのはラッキーです。
海外から取り寄せたパーツは、季節限定だったり廃盤になったりで、なかなか手に入らなくなるものも多くあるからです。
パーツに比べるとビーズは、特殊なものを除いて比較的手に入りやすいものが多いです。今回の「悲しみの聖母のロザリオ」に使用したチェコビーズのモンタナラスターも定番的な色です。
ところが、チェコビーズは時期やロットによって微妙に色味が違うことがあります。大抵は同じ店から仕入れるのですが、別の店から仕入れてみたところ、同じモンタナラスターでも、色が違っていました。
いつもの店から仕入れたビーズはブルーグレーだったのですが、別の店から仕入れたものはグレーの色味が強い感じで、ちょっと雰囲気が違いました。
2つを並べると、ブルーとグレーという感じで、出来上がるロザリオの雰囲気も違ってきます。
今回は同じ色味を希望されていたので、いつもの店からモンタナラスターを仕入れて作りました。定番的な色でも今回のように仕入先によって微妙に色が違うことがあるので、1本のロザリオを作る時には、同じ仕入先からのビーズを使用するようにしています。
同じチェコビーズの同じ色で、こんなに色味が違っていたのは初めてで、ちょっとびっくりでした。
この2つのモンタナラスターをミックスして作っても、ちょっと味のある雰囲気のロザリオに仕上がるかも、なんて思っています。
そんなこんなで、再販リクエストとして頂いたものは、大抵、オーダー扱いでお作りするので、事前にビーズの色味を写真で確認して頂くのは必須となっています。
珍しいタイプのビーズの仕入れは多めに
仕入先によって、どんなビーズが揃っているかも違っていて、珍しいタイプのものを多く扱っているところと、定番的な色を常に揃えているところがあります。
珍しいタイプのものは在庫がなくなったらお終い、ということが殆どなので、ロザリオ2本分くらいの量を仕入れるようにしています。
先日も、今は生産していないバラの形のチェコビーズを色違いで大量に仕入れたところです。色違いであと6本くらいは作れるかな、と思っています。お気に入りのビーズを並べると、どんなロザリオにしようかワクワクします。