カトリック 神父様の祭服に興味津々……

ミサの時に神父様が着ている祭服、黒い服の上に白い服を着て、それからストラ。時々、その上にマントのようなものを着ている時もあります。ずっと前から神父様の着ている祭服のデザインが何となく気になっていたので、ちょっと調べてみることにしました。

祭服の種類

アルバ(Alba)

白い布で作られた、全身を覆う丈の長い服です。Albaとはラテン語で「白い」という意味で司祭の身の潔浄と潔白を表しています。古代ローマ人が着ていたチュニックがもとになっているようです。アルバは司祭や助祭だけでなく、奉仕者も着ています。司祭や助祭はこのアルバの上にストラを着けたり、カズラを着ます。

現在のアルバは装飾の無いシンプルなものですが、第2ヴァティカン公会議以前は美しいレースが施されたものがよく使われていたようです。海外のトリエント・ミサの様子を映した動画を見ていると、司祭達は美しいレースのアルバを着ています。

この動画の中の司祭達のアルバにはとても美しいレースが使われています。(5:00をすぎたくらいがよく分かります)

Solemn High Traditional Latin Mass Cathedral of the Blessed Sacrament, Sacramento (May 5, 2012) HD

アミクトゥス(Amictus)

祭服のいちばん下に、首回りと肩を覆うようにして着ける四角い布。アミクトゥスはラテン語の”amicire”(着衣する)と言う言葉に由来するそうです。

チングルム(Cingulum)

アルバの長さを調節したり、形を整えるための腰紐です。修道士たちが修道服を調整するために用いていた縄が起源になっているようです

カズラ(Casula)

ゆったりとした、体全体を覆う祭服です。司式をする司祭・司教が着ます。

ストラ(Stola)

細長い帯状のもので、肩からかけます。通常はカズラの下につけます。カトリック教会では、このストラをどのように着けるかで司祭か助祭かなどの階級が分かります。司祭・司教は首からまっすぐにかけますが、助祭は左肩から右腰にかけて斜めがけにします。

ドラマチックな祭服

祭服について調べながら、ちょっと面白い動画を見つけました。
祭服を身に着けていく様子をドラマチック(ヒーロー的な)なBGMで紹介した動画。ただのジョークかと思いきや、アメリカのカトリックブルックリン教区が作ったもののようです。アミクトゥスにも小さな赤い十字架が刺繍されています。

A hero style invitation to join the priesthood from the Brooklyn Archdiocese

カソックのボタンは何個?

ところで、神父様が着ている黒くて丈の長い服があります。あれはカソック(英語: Cassock)と言って、カトリックと聖公会の聖職者が着る平服だそうです。スータン(仏語:soutane)とも言います。
カソックには上から下まで、ボタンがびっしりたくさーんついています。とある神父様は「めんどくさいからファスナーにしたい😑 」なんて冗談を言っていたそうですが、確かに、急いでいる時にあのボタンは大変そうです💦 (そもそも全部外して脱ぎ着するるのか疑問ですが)なぜ、あんなにたくさんボタンがついているんだろう?と思い、調べてみたところ、ボタンの数には意味があり、イエス様が地上で過ごした33年間の33個だそうです。

イタリアのドラマ、「マッテオ神父の事件簿」に登場する主人公のマッテオ神父はカソック姿で自転車に乗っているのですが、時々、全部のボタンを外して、まるでコートのようにカソックをなびかせて自転車に乗っていたりします。袖までめくり上げて、かなーりカジュアルな着こなし(?)……。イタリアの神父様は、本当にあんな風に自転車に乗っちゃうことがあるのかしら〜? 😅

↓こんな感じ(Amazonから画像だけもってきました)

やっぱり祭服も似ているカトリックと聖公会

カトリックとプロテスタントの中間と言われる聖公会の祭服もカトリックの祭服とほぼ同じです。ただ、呼び名は少し違って、アルバをアルブ、カズラをチャジブル、ストラをストールと呼びます。英国国教会系なので、どうやら英語読みになっているようです。
祭服が似ているので、写真や動画等で見ると、聖公会(Anglican)の礼拝や聖餐式は、一見カトリックと同じようにみえて、よく見ないと分からないことがあります。
プロテスタントのルーテル教会も、似たような祭服を使うようです。