アシジの聖フランシスコ 平和の祈りのロザリオ(モスアゲート)

アシジの聖フランシスコ 平和の祈りのロザリオ(モスアゲート)

乳白色に苔のような緑色の内包物が美しいモスアゲート。これを見た瞬間、『平和の祈りのロザリオ』にしたいと思いました。
石造りの街と緑の木々……。やっぱり写真で見たアシジの風景を思わせる石です。

モスアゲートは「癒しの石」と言われ、エゴや執着心を解き放ち、気持ちを穏やかにしてくれるそうです。思いやりや優しい心を引き出してくれることから穏やかな人間関係を築くサポートにもなるのだとか……。

これまで、チェコビーズを使っていたのですが、「アシジの石畳色」として気に入っていたチェコビーズがなかなか入手できなくなってきたこと、そしてそのビーズのロットによる色ブレが大きいことから、今回は天然石を使いました。

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作品詳細

SHOP URL:https://minne.com/@m-francesca
作品名アシジの聖フランシスコ 平和の祈りのロザリオ(モスアゲート)
素材モスアゲート(天然石) 約6m/クリスタル(天然石)8mm
サイズ輪の長さ:約660mm/全体の長さ:約470mm
十字架サン・ダミアーノの十字架 約50mm x 35mm イタリア製
メダイ聖フランシスコのメダイ 約20x20mm イタリア製

ロザリオビーズの色落ち問題

そして天然石を使う理由がもうひとつ。

チェコビーズに表面加工されたビーズが多くあります。透明感のある美しいグラデーションのビーズや繊細な輝きのラスターも表面加工です。『アシジの石畳色』はその両方が施されています。

これらの表面加工は、経年劣化や摩擦によって徐々に色落ちすることがあります。色落ちまでは行かなくとも残念ながら劣化は確実にしてゆきます。表面加工が落ちると、透明やグリーンなど加工される前のビーズの色に戻ります。

ビーズの組み合わせは、その時の色を想定して考えています。
金具の色の劣化とともに、アンティークな雰囲気になれば良いな……、と。

バラのビーズなどペイントが入ったものも、同じようにペイント部分は経年劣化と摩擦で剥がれてゆくはずです。剥がれてしまってもバラの形は残り、最初とはちょとは違った表情のロザリオに変化すると思います。

それほど簡単に表面加工は剥がれ落ちませんが、毎日熱心にお祈りされる方や、手のコンディションによっては、予想よりも早く表面加工が落ちてしまうことがあります。洗剤をつけたスポンジでガシガシと洗っても色は落ちないので、もしかすると皮脂や紫外線などでダメージを受けるのかもしれません。

先日、ロザリオをとても気に入ってくださったお客様とのやりとりで、私が思っていた以上に早くビーズの色が剥げてしまっていたことが分かりました。こんなに早く色が剥げるほど気に入って使ってもらえた、と言う喜びと共に、とても申し訳ない気持ちにもなりました。

気に入っていた色味が剥げてしまって、とても悲しかったはずです。
同じ色味のロザリオをまた購入してくださったほどです。

これからは、もっと長く気に入った色味を楽しんでもらえるロザリオを作りたい、と思いました。

ロザリオを飾って楽しむ方や、同じロザリオを使わない方、ネックレスとして使う方などは、表面加工のあるビーズでも、目に見えて色の変化が目立つことはないと思いますが、毎日しっかりお祈りされる方には、表面加工のないビーズの方が良いかも知れません。

そんなことから、表面加工されたチェコビーズの代わりに天然石を使うことにしました。

天然石にも「染め」加工がされていて、水濡れで色落ちするものもあるので注意が必要ですが……

バラやメロン型など、形のアクセントにペイントの入っているものは使う予定ですが、これからは、出来るだけ表面加工されたビーズの使用を控えようか……と考えています。

でも、美しい表面加工がされたチェコビーズ、魅力的なのですよね 💦

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Rosary

Posted by Francesca