ウッドビーズで紐編みのミニロザリオを制作中

時々作る、ウッドビーズのロザリオ。私のお気に入りはベツレヘムのオリーブウッドのビーズなのですが、入手しにくいことと高価なことが悩みです。海外からの買い付けなので、関税や高い送料もネック。
そして、ハンドメイドのウッドビーズは穴の大きさがまちまちなので、ピンを使ったロザリオは、ビーズの穴が大きいとすっぽりとピンが抜けてしまうことがあります。そんな理由で、仕入れた高価なウッドビーズが全部使えるのかと言うと、残念ながら使えないものもあります。ピンを使ったロザリオに使えるのは三分の二くらいです。

紐編みロザリオに挑戦

さて、穴が大きくてピンのロザリオには使いづらいと仕分けされた、お気に入りのウッドビーズ。ピンで作れないなら紐編みで、と思いました。

けれど、私は紐編みのロザリオを作ったこともなければ作り方もよく知りません。マクラメ編みの一つ「つゆ結び」で試してみましたが、今ひとつ綺麗にできませんでした。次に「ぐるぐる巻き」で、やってみたところ、まあまあの仕上がりです。

次に悩んだのは、ロザリオを編む紐の種類と太さです。
色々な種類と太さで試しましたが、慣れないせいか、綺麗に仕上がりません。きっと、慣れてコツさえ掴んでしまえばどんな紐でも上手くできるのかもしれません。

売られている紐編みのロザリオは、ナチュラルな麻紐らしきもので作られているので、私もいくつかの太さの麻紐でトライしてみました。
麻紐は大き目のウッドビーズで暖かく素朴なロザリオに仕上げるにはぴったりです。けれど、私の使う6mmや8mmサイズのウッドビーズでは、麻紐の「ぐるぐる」がやたらと目立ちます。コロンとして可愛らしいと言えば可愛らしいのですが、私が求めているイメージとはちょっと違います。

紐編みのロザリオは素朴であたたかな印象のものが殆どですが、私はそんな素朴なあたたかさの中に繊細さが欲しいのです。

ワックスコードとチェコビーズ

いくつかの種類を試したところ、一番しっくりときた紐はブラジル製ワックスコードでした。ワックスコードなので、制作中も仕上がりもロウのベタつきを少し感じますが、使っているうちに気にならなくなっていきます。(以前、ワックスコードでネックレスを作りましたがベタつきはすぐになくなりました)
細めの紐なので、「ぐるぐる」をきれいに作るのは難しいのですが、仕上がりは控えめでビーズの美しさや色を引き立てくれます。

ミニロザリオ
グレーのワックスコードを使ったものがベツレヘムのオリーブウッド、それ以外はアクセサリー用のお安めのウッドビーズです。十字架も軽めのものを選択。小さい方は信徒の十字架、大きい方はアルミ製のフランスヴィンテージの十字架です。
センターピースは、星とマリア様が軽やかでぴったりです✨

そして、ウッドビーズの間にチェコビーズを挟むことで繊細な輝きや華やかさを加えることができました。
……と言いたいところですが、実は間にビーズを挟んだのはそれ以外の理由があります。
細い紐で「ぐるぐる」を作るとビーズの穴の方が大きくて結び目を通過してしまうのです。それを防ぐためにウッドビーズとウッドビースの間にファルファーレというビーンズ型のチェコビーズを挟みました。

ウッドービーズトチェコビーズ

すると、ウッドビーズとチェコビーズが引き立てあって、とても良い感じになりました。ベツレヘムのオリーブウッドのビーズで作ると、素朴さの中にクラシックな輝きを加えたロザリオに仕上がります。上の写真の中では、右上のグレーの一番明るい色のビーズが、ベツレヘムのオリーブウッドです。

軽やかでカラフルなロザリオ

ワックスコードも鮮やかな色を使うと、全く違う印象のロザリオになります。ウッドビーズのロザリオは軽くいのでポケットに入れておいても気になりません。
ただし、出し忘れて洗濯してしまうのは、多分、避けた方が良いかと思います。切れることはないと思いますが、洗剤でワックスコードの色が落ちるかもしれません。

まだまだ試作品の段階ですが、そのうちにお店に出そうかと考えています。
ベツレヘムのオリーブウッドのビーズも少しですが発注したので、届いたら、早速ミニロザリオにしたいと思います。
手元にあるワックスコードは今のところ写真にある4色ですが、需要があれば他の色を増やして、カラフルで軽やかなウッドビーズのミニロザリオを作ろうと考えています。

いつか歳をとってピンが曲げられなくなっても、紐編みのロザリオならずっと作れそうです😊