ロザリオ制作 マットシルバーのチェーンが退色……

ロザリオ制作には必須のチェーン。センターピースとビーズを繋いだり、アヴェマリアの祈りと主の祈りのビースの間に使ったり無くてはならないものです。
ピンやパーツの色に合わせて、シルバー、ゴールド、アンティークゴールド、そしてマットシルバーのものを用意しています。控えめで優しい仕上がりになるマットゴールドはお気に入りなのですが、ピンの単価が高いのと、マットシルバーのチェーンはいつも仕入れている国内のパーツショップになく、海外から購入しなければならないのが欠点でした。

スポンサーリンク

マットシルバーのチェーンの魅力

マットシルバーのチェーンを見つけたのは、パーツを購入するために、欧米のショップでパーツを探しているときでした。

通常、ロザリオ制作に使用するチェーンは、メートル売りで買ったものを、ニッパーでカットしてちょうど良い長さにします。これが、結構細かくて大変な作業です。
そのショップで見つけたチェーンは、ちょうどロザリオ用の長さにカットされていて「カットしなくていいなんて便利!」と、思わず購入してしまいました。
シルバーとアンティークゴールドの2色を買ったところ、シルバーのものは、普通のシルバーではなくマットシルバーでした。いわゆる「白銀」に近い色で、私がメインで使っている「ロジウムカラー」と言われるシルバーとは質感も輝きも違います。

試しに、国内のショップで「マットシルバー」のピンを購入して合わせてみるとぴったりでした。

それ以来、マットシルバーのピンとチェーン、ロジウムのピンとマットシルバーのチェーン、という組み合わせでロザリオを作る事がありました。マットシルバーだけなら優しい印象に、マットシルバーとロジウムカラーで複雑な質感が生まれて、結構、この組み合わせは気に入っていました。

けれど、問題が起きました。

未使用で変色したマットシルバーのチェーン

先日、在庫の確認とメンテナンスのために制作したロザリオをチェックしていたときの事です。
私は制作した作品を、ジップロックに入れてから大きな箱に並べて保管しています。問題が起こったのは、マットシルバーのチェーンを使ったロザリオでした。
「あれ?こんな淡いゴールドのチェーン、あったっけ?」と、よくよくロザリオを見てみると、

マットシルバーのチェーンが、退色し淡いゴールドに変色していたのです。😱

使っている間に変色していくのは、ある程度仕方のない事ですが、保管しているだけで変色してしまうのは問題です。変色がないものもあり、何故ひとつだけ退色してしまったのか謎ですが、未使用で変色するチェーンを使うわけにはいきません。
(変色したマットシルバーは、ちょうどホワイトゴールドがゴールドに変色したような、良い感じの淡くてきれいな色なのですが……)

もちろん、使っているうちに淡いゴールドに変色していっても、それが美しいロザリオもあります。けれど、マットシルバーのチェーンを使ったロザリオ全てがそうではありません。

変色していないものも、念のため、ロジウムカラーのチェーンに取り替える事にしました。結構大変な作業ですが、数えたところ数本……。

マットシルバーのチェーンは、カットされていてとても便利だったのですが、海外ではこんな風に変色するチェーンを商品として売ってもクレームは来ないのかしら?と思いました。

ロザリオのパーツがロジウムカラーが多い理由

ロザリオ制作では、殆どのものがロジウムカラーのピンとチェーン、パーツです。その理由の1つは「使っている間に変色や退色が少ないから」です。
アクセサリーと同じように、ゴールドカラーは、使っている間に変色や退色をしてしまう事があります。けれど、使っている間に色が変化して行くのは、全体的にゆっくりですので、ロザリオの場合はそれが「味」になったりします。

個人的には、金具が変色したロザリオは「使い込んだ」「馴染んだ」感じがして好きだったりします。アンティークゴールドのような色になったり、淡いゴールドになっていったり……。

マットシルバーからロジウムカラーに交換

とはいえ、マットシルバーのチェーンの退色は「許容範囲外」なので、これから少しづつチェーンの交換です。国産のマットシルバーのピンは問題がないので、チェーンのみ交換で、ちょっとロザリオの雰囲気は変わってしまいますが、優しいマットシルバーに光を散らせたようになるはずです。✨
あまりに、雰囲気が変わってしまうようなら、作り直しも考えるところですが、全体を見たところ、大きく雰囲気が変わりそうなものはないようです😌

マットシルバーのチェーンを使ったものを購入された方で、未使用なのに変色したという方がいらっしゃれば、お問合せフォームよりご連絡下さい。
ロジウムカラーのチェーンに交換いたします。

スポンサーリンク