古くなったデニムをリメイクしてバッグに

クローゼットの中を整理していたら、昔、お気に入りだったポール・スミスのデニムが出て来ました。

かれこれ20年近くに履いていた、ローライズのブーツカットです。

最近、また「フレアデニム」という名前でブーツカットタイプのデニムが登場しているようです。それなら、また履けるかしら?と思いましたが、昔のブーツカットとフレアシルエットはやっぱり違います。

フレアデニムはハイライズで、昔のブーツカットほど腿の部分がぴったりとしていません。シルエットが全然違うのですよね……。

そもそも、20年近く前のデニムが入るのかという問題も……。
うーん。何とか入るけれど、この太ももぴっちり感は、ここ数年ゆったりシルエットのパンツばかり履いている私には耐えられません😅

ポール・スミスの服は、裏地やボタンホールなど細かい部分が凝っていて、このデニムも見えない部分の布端がロックミシン ではなくバイアステープで処理されていたり、未だにお気に入り。

捨てるのは忍びないし、かといってリサイクルショップに持っていくには古すぎる気がします。

そこで、リメイクしてみることにしました。

最初はスカートにしようかと思いましたが、解いてみるとスカートにするにはちょっと腰回りがぴったりすぎます。

腰回りまでリメイクするのは大変だし、バッグにすることにしました。

簡単に出来そうと作り始めたものの、結構大変でした。家庭用ミシンで何枚も重なったデニムを縫うのは時間がかかります。ゆっくりやらないと針がバッキリ折れてしまいます。

ポール・スミスの細かいデザインを生かしたくてあれこれ考えたり……。

バッグの上はバイアス処理されていた布端を生かして見える部分に持って聞きました。
ウエストの内側についていたブランドのタグも、良い感じなので表面に。

(2022.9 追記
……ですがこれ、個人で使うのも違法になることがあるらしいので、外しました。売るわけじゃなくてもダメらしく、ウエスト部分のブランドのタグもダメらしいです。)

内布は赤いダンガリー生地にしてみました。

バッグの口にファスナーをつけようかと思いましたが、私はあまりファスナーを閉じて使わないので、布端のバイアス部分をちょこっと塗ってボタンに引っ掛けられるようにしました。

出来上がったバッグは、やっぱり「ジーンズ」。後ろ側なんて、間ん前に「お尻」です😅

ロザリオを仕上げる予定が、「気分転換に〜」と始めたクローゼットの整理とリメイクの1日になってしまいました。

これもSDGsと言うのかしら?
まだまだ着られる洋服を「流行遅れ」と捨ててしまうのはもったいないし、何よりもお気に入りの洋服を処分するのは難しいです。

お気に入りだけど着ない(着られない)洋服は、出来るものはリメイクして長く使いたいなぁ、と思います。

そのためには、お裁縫スキルをアップさせねば……、です。