【妄想】グレゴリオ聖歌 上級クラス|もう引き返せない、ネウマと写本の世界へようこそ

「もっとマニアックに、もっと深く!」とグレゴリオ聖歌愛を膨らませるあまり、ついに妄想で作っちゃいました、上級クラス。
写本の世界を徹底的に味わい、古ネウマや写本の細部までこだわる究極のオタク向けクラスです。
祈りと学術と愛が交差するその世界を、ぜひ一緒に旅しましょう。
準備はいいですか?愛と狂気の世界へご案内します。
【妄想】グレゴリオ聖歌 上級クラス
授業概要
「上級ってつまり“オタクの集い”ですよね?」
という誰もが思っていて口に出せないアレ、堂々と口にします。
このクラスは、歌う・読む・語る・写本を愛でるの四拍子が揃った本気のオタクたちの終着点。
Graduale Triplexの「古ネウマ」を、飾りではなく“読んで歌って意味を掘り下げる”ところまでいきます。
必要なのは音大の学位ではありません。
狂おしいほどの愛と、多少の時間と、ルーペ(虫眼鏡)です。
カリキュラム(※全て妄想です)
1. Graduale Triplexを読破せよ:三重構造に挑む
グレゴリオ聖歌中級者たるもの、手元に置きたいのが 『Graduale Triplex』。 「ローマ典礼の正しい姿を知りたい? じゃあTriplex読みなさいよ」と言われた気がして、思わず手に入れてしまうあの重厚な一冊です。
- Triplexの三重構造とは何か:
ローマ典礼の楽譜(四線譜)+古ネウマ写本(Laon239, Einsiedeln121, Saint-Gall359)+解釈用符号のフル装備! - 写本ごとの特徴を見抜く!「あ、これはラオンっぽい…」が口癖に。
- 歌う前に観察する習慣を身につける。
ちょこっと小ネタ
Triplexの「上にあるネウマ」と「下にあるネウマ」は、写本が違う。
上はラオン239、下はザンクト・ガレン系(アインジーデルン121またはザンクト・ガレン359他)
つまり「上下で言ってることが違う」時もある。——で、どっちに従う?→自分の美意識です。(突然の禅)
2. ネウマの世界史
- ネウマの起源:中世フランスの修道院から始まった祈りのカタチ
- ネウマの種類一覧を一晩で暗記せよ(※罰ゲームではありません)
- スクエア記譜法と古ネウマの関係性:「これが後に四角くなるのか…」と泣く夜がある
Point
「クレクシス(クレシェンド記号じゃないやつ)」や「ポドゥァトゥス」などの“語感が楽しいネウマ名”で密かにテンションが上がる会、開催。
3. 詩篇唱の宇宙
- 詩篇トーン全トーン解析&トーンごとの終止形パターン集
- Tonus peregrinus(巡礼者トーン)を制覇した者に祝福を
- モノトーンからTonus Solemnis(荘厳トーン)への進化に涙する夜
Point
トーン2とトーン8は終止形が似てるので初心者殺し。間違えると、神じゃなくて神父が怒る。
4. Liber Usualis完全攻略
- 年間典礼での使い方+祝日・聖人の探し方
- インデックスから目的のページにたどり着く速度選手権
- 「これはTriplexには載ってないからUsualisで歌う」というセリフを自然に使えるように
ちょっとつぶやき
Usualisの「ラテン語+英語構成」に戸惑う初心者が脱落しがち。
でも慣れると、英語の注釈がむしろありがたい。
5. わたしの写本プレゼン
- 受講生一人ひとりがお気に入りの写本をプレゼン。
→ルール:「美しさ」「字のクセ」「ネウマのバリエーション」など自由な推しポイントで語る。 - 「デジタルアーカイブで夜更かし選手権」開催
- 「この写本、24時間365日一生愛でられるかも」レベルの愛が炸裂する日
プレゼン中、写本の“紙の質感”まで語り出す人が1人はいる。
受講生の声(※全て妄想)
- 「上級クラス受けたら、Triplexと寝落ちするのが習慣になりました」
- 「書籍棚がグレゴリオ聖歌でいっぱいに……でも幸せです」
- 「“ここはアインジーデルンの緻密さの極みですね”って言ったら通じた。泣いた」
- 「もはや祈ってるのか読んでるのか自分でもわかりません」
このクラスに向いている人
- Triplexを眺めるだけで白ごはん三杯いける人
- 「祈り」と「学術」と「愛」のトリニティで生きている人
- “音楽を通して信仰を深めたい”、そして「信仰を通して音楽を味わいたい」人
おわりに
「このクラスが実在したらいいのに…」と願いながら、
今日もTriplexのページをそっと開き、ため息をつくオタクたちへ。
上級とは、愛ゆえに迷う者たちの、最終到達点なのです。


