秋に聴きたくなる音楽 ショパン ロマンス・ラルゲット

だんだん涼しくなってきて、お気に入りの音楽を聞きながら本を読んだり、ロザリオを作るのによい季節になってきました。私が普段聴く音楽はグレゴリオ聖歌やなどの宗教音楽が多いのですが、秋が始まる頃になると聴きたくなる曲があります。
それはピアノを習っていた頃から好きだったショパンの中でも、一番のお気に入り「ロマンス」(ピアノ協奏曲第1番第2楽章)です。ピアノ教室の落ちこぼれだった私には、とても弾くことなど出来ない難易度マックスの曲ですが、今も変わらずこの曲を聴くのがとても好きです。

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美しく繊細な旋律のロマンス・ラルゲット

この曲は、ショパンが19歳の時に初恋の人への実らない想いを旋律に変えた、とてもロマンティックで切ない曲です。透明なキラキラとした空気の中で、切ない想いを抱えて思い悩む心の風景が、私には見えてきます。
演奏者によって、その音色や表現は少しずつ違っていて、私お気に入りはStanislav Buninが演奏するものです。どの演奏も素晴らしく、色々な演奏を聴き比べてみるのも楽しいです。

Stanislav Bunin – Romanze:Larghetto (Piano Concerto 1-2) F Chopin

(Zimerman)Chopin Piano Concerto No. 1 Mvt II

ショパン ピアノ協奏曲1番 2楽章~ロマンス・ラルゲット~ ダニエル・バレンボイム

この「ロマンス」は、数年前まで続けていたクラシックバレエで踊りたい曲のひとつでもありました。時々「好きな曲で踊っていい」と言われる時があったので、シンプルな白の衣装でロマンチックなアダージオを踊りたいと思っていました。残念ながら、その機会はありませんでしたが、今もこの曲を聴くと踊りが頭に浮かび上がります。

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