ソプラノってドまで出なきゃダメ?聖歌隊的ソプラノ考

仕事関係の集まりで初対面の人に「合唱やってるんだって?パートは?」と聞かれ「ソプラノです」と答えたら、
すると即返しで、
「じゃあ高音得意なのね!」

そこで正直に答えました。
「えっと…オクターブ上のソが限界。たまに奇跡的にラが出るけどレアです」

すると相手は目を丸くしてひとこと。

初対面の人

「え、それソプラノって言えないよね?」

ええええ!?まさかのソプラノ否定!?
「ソプラノってC6くらいまで出る人を言うんでしょ」って。
そこから私の中で「ソプラノって2オクターブ上のドまで出なきゃいけないのか問題」が勃発したのでした。

合唱で実際に求められるソプラノの高音レンジ

ちょっと真面目な話。
合唱でのソプラノ音域は一般的にG5(オクターブ上のソ)あたりまでで十分。
A5以上は「すごい!」「奇跡!」という世界。
C6(2オクターブ上のド)まで安定して出るのはプロの声楽家、特にオペラ歌手クラス。

つまり、普通のアマチュア合唱団では
「ソまで出ればソプラノって名乗っていい」
…らしいのです。

よかった、奇跡のラはオマケで、私は合唱的に正しくソプラノだった……!

聖歌隊的視点:そもそもそんなに高音いらない問題

ここで聖歌隊オタク視点を。
グレゴリオ聖歌や典礼音楽では、そもそもファ以上の高音があまり登場しない
(※私的体感調べ)

ヘンデルの「ハレルヤ」を歌った時にオクターブ上のソが出てきた時は「うおおお!」と軽く事件。
ラやドを要求されたことなんて、これまで一度もなし。

なので、「2オクターブ上のドまで必須!」と言われても、
聖歌隊ライフにおいては完全にオーバースペック

“奇跡のラ”とソプラノ魂

結局のところ、ソプラノというのは「高音のメロディを歌う人」。
プロの定義ではC4〜C6が範囲らしいけど、アマチュア合唱ではG5まで出れば充分ソプラノ

私はどうにかソまで出して、たまに奇跡のラ。
この「奇跡のラ」が出る日は、自分の中で拍手喝采。

ラ出た!今日の私はソプラノだ!!

と心の中で小躍りするのです。

ソプラノって、結局なんなの?

プロの世界では「高音の華やかさ」が求められるソプラノ。
でも、アマチュアの聖歌隊や合唱団では「そこまで無理しなくても歌える範囲で」っていうのが実情です。

そして私の場合──

実はソプラノなのは、高音が得意だからじゃなくて

主旋律しか歌えないから

裏声?高音?そんなのより、メロディに必死にしがみついているだけなのです。
……そう、私のソプラノは「主旋律専属・安全運転型ソプラノ」なのでした。

(※つまり、ほんとの意味では 「高音担当」じゃなく「メロディ担当」 なのかもしれない…!)