聖歌隊あるある|伴奏が止まっても歌は止まらない

「音、ズレてません?」——開始0.5秒で脳内警報が鳴る瞬間。
聖歌隊にいると、舞台裏でのドタバタや笑えるアクシデントが日常茶飯事。
音出しが半音ずれても、伴奏が途中で終わっても、心臓に苔が生えてきた今となっては動じません。今回は、そんな“歌の現場あるある”をゆるっとお届けします。
音が違う?脳内パニック0.5秒
第一朗読が終わってしばらくすると、「答唱詩篇です」とアナウンスが流れます。
朗読台に移動、楽譜を開いて楽廊のオルガニストさんに目で合図(準備オッケー的な)、そしてオルガンから最初の音が鳴ります。

………え?練習の時と音違うやん?
脳内会議:「楽譜派」「耳派」「オルガン派」大激論
結論:「もう自分信じるわ」で強制スタート
半音ズレ事件の日は、内心で火曜サスペンスBGM流れてた。
(このネタわかる人は同世代)
滅多にミスしないオルガニストさん、うっかりやらかすと芽生える謎の親近感。
オルガニストさんと音出しの攻防戦
答唱詩篇には前奏がなく、歌い出しの音をオルガニストさんが出してくれるのですが……これがまた曲者。
オルガニストさんによっては音出しがスピーディーすぎて、

………え?今の?短すぎてわかんなかったんだけど
とか、なぜか音が小さすぎてきこえず、

え?音出た?小さくて聞こえないよー!
こうなると、歌い出す側は完全博打モードに突入。
私が初めてこれに遭遇したときは「早く音おねがいします〜!」とオルガニストさんをガン見しましたっけ……。
でも結局聞こえず、もう覚悟を決めて歌い始めるしかないパターンに。
(私はゆっくり5まで数えて聞こえなかったら歌うと決めてます)
音が聞こえない → 自分で決めろ → 歌い出せ!
もはや「答唱詩篇」という名の修行メニュー。
伴奏ストップ事件
それは、ある日の答唱詩篇……
詩篇が3番まであるのに、2番で伴奏がストップ。

えー、まだ3番あるのに終わっちゃったよ……
でも心臓に苔生えてるベテラン(?)は止まらない。
アカペラ強行突破。
伴奏が再開するまでワンマンショー継続。
やっぱりオルガニストさんもうっかりやらかすことがある。
詩篇の迷子現象
長い詩篇はダンジョン。
アンダーライン引いてるのに、途中で2番から3番にワープ。歌いながら、

あれ?話の流れおかしくない?
→しれっと2番に帰還。
表情は無風、中身は大渋滞。
これも経験で覚えるサバイバルスキル。
おまけ:
下の写真は特にたくさんあるパターンで、歌い方も1〜3までは一気に歌うとか答唱も2パターン。
これだけやっても迷子になる時は迷子になります😆
途中で「えーと、今歌っているのは5番だったっけ、4番だったっけ?」と。もはや色分けの意味なし。

🎵 今日も音楽は生もの
聖歌隊をやっていると、「何事もなかった顔選手権」に出られるレベルで、しれっとやり過ごすスキルが鍛えられます。
伴奏が止まっても、詩篇を間違えても、顔は無表情・声は堂々。
(心の中では「あ、やっちゃった〜」と全力土下座)
でも不思議なもので――終わってみれば
「いや〜、今日はスリル満点だったわ!」
なんて笑ってる自分がいるのです。
そう、ミスも味わい。これが聖歌隊の醍醐味(?)だったりします。


