銀色の糸のロザリオ— White Clover と Holy Spirit —

銀色の紐網ロザリオ

シルバーラメの入ったワックスコードを見つけて、お試しでロザリオを作ってみました。

細めのコードですがナイロン製で丈夫。
天然石やスワロフスキーのビーズにも通るので、
「どんな雰囲気のロザリオになるだろう?」と試してみたくなったのがきっかけです。

実際にビーズを通してみると、紐編みとは思えないほど繊細でエレガントな印象

このコードなら、いつもとは少し違うロザリオが作れそうだなと思いました。

そこで最初に作ったのが、白詰草のロザリオ - White Clover Rosary です。

白詰草の花冠を思い出して

このロザリオのイメージは、子どもの頃の記憶から生まれました。

いつも通る教会の裏の公園にはクローバーがみっちり生えていて、
春になると白くて丸い花が咲きます。
その花を摘んで、花冠を作って遊んだ記憶のある方も多いのではないでしょうか。

普通なら丸い白いビーズを思い浮かびそうなところですが、
なぜか頭に浮かんだのは ソロバンカットの白いスワロフスキーでした。
紐編みロザリオにスワロフスキーを使うという発想は今までなかったのですが、
この華奢なシルバーコードなら合うかもしれない、と試してみることに。

そこに若草色のチェコビーズを合わせると、
白い花と緑の葉が並ぶような、春らしい雰囲気のロザリオになりました。

出来上がったロザリオは、
白いビーズと緑のビーズが光の粒でつながっているような、やわらかな印象です。

もう一つのロザリオ- Holy Spirit Rosary

シルバーコードで作ったもう一つのロザリオは、聖霊のロザリオ - Holy Spirit Rosary です。

こちらは赤いスワロフスキービーズを使用しました。
ただし、今回選んだのはキラキラしたタイプではなく、
表面がサテン加工された少しマットな輝きのもの。

落ち着いた赤色に、ミルキーホワイトのシードビーズを合わせ、
ビーズの光をやわらかくつないでいます。

主の祈りの珠には、あたたかな輝きのチェコビーズを。
そしてシルバーコードのラメが光を受けると、
聖霊の恵みが静かにきらめくようにも見えます。

丸いマリア様のセンターピースと、
華奢な聖霊の鳩の十字架を組み合わせて、
全体をやさしく柔らかな雰囲気に仕上げました。

紐編みロザリオの新しい表情

紐編みロザリオというと、どちらかというと素朴な印象があります。

でも今回のシルバーコードは、とても細く繊細で、
ビーズの輝きをやわらかく引き立ててくれました。

同じ紐編みでも、素材やビーズの組み合わせで
こんなに雰囲気が変わるのかと、作りながら少し驚いたほどです。

試しに作ってみたロザリオでしたが、
思いがけず新しい表情を見せてくれた、銀色の糸のロザリオでした。

作品詳細

作品名白詰草のロザリオ
素材スワロフスキー ソロバンカット約6mm、チェコビーズ 6mm
サイズ輪の長さ:約390mm / 全体の長さ:約305mm
十字架約40 × 25mm イタリア製
メダイ星とマリア様 約20x15mm イタリア製

作品名聖霊のロザリオ
素材スワロフスキー約6mm、チェコビーズ 8mm
サイズ輪の長さ:約490mm / 全体の長さ:約350mm
十字架約38 × 20mm イタリア製
メダイ星とマリア様 約20x15mm イタリア製

クローバーとキリスト教のちょっとした話

クローバーとキリスト教には、実はちょっとしたつながりがあります。

アイルランドの聖人、聖パトリックは、
三つ葉のクローバーを使って三位一体(父と子と聖霊)を説明したという有名な伝承があります。

三枚の葉が一つの茎から生える姿は、確かに三位一体のたとえとして分かりやすいですよね。

白詰草そのものがキリスト教の象徴というわけではありませんが、
クローバーは昔からどこか信仰と結びついた植物でもあります。
そう考えると、春の野原に咲く白詰草を思わせるロザリオというのも、
ちょっと面白い組み合わせかもしれません。