Alma Redemptoris Materのロザリオ

グレゴリオ聖歌をテーマにロザリオを作るシリーズ。
今回のテーマに選んだのは、Alma Redemptoris Mater(アルマ・レデンプトリス・マーテル)です。
ラテン語で「贖い主の母」という意味を持つこの聖歌は、
聖母マリアへの祈りを歌った美しいグレゴリオ聖歌のひとつ。
グレゴリオ聖歌には、典礼の季節ごとに歌われるマリアの交唱があり、
その中でも Alma Redemptoris Mater は、
待降節から主の奉献(2月2日)までの時期に歌われます。
つまり、クリスマスの喜びと、静かな祈りが交差する季節の聖歌。
派手さはありませんが、どこか深く、穏やかな美しさを持った旋律です。
聖母のヴェールのような青
このロザリオのベースに選んだ石は、エンジェライト。
やわらかく静かな青色の石です。
その色を見たとき、
ふと浮かんだのは「聖母のヴェール」のイメージでした。
穏やかで、包み込むような青。
強い光ではなく、やさしい光を受け止める色。
グレゴリオ聖歌の静かな旋律とも、
とても相性がいい石だと感じました。
青の中に混ざる「光」
ただ、青だけのロザリオにすると、少し単調になってしまいます。
そこでアクセントとして加えたのが、
ホワイトカルセドニーと溶錬水晶(rock crystal)。
ホワイトカルセドニーの乳白色と、
カット入り水晶の光を混ぜることで、
青の中にやわらかな光の層が生まれます。
完成したロザリオを眺めていて、
なんとなく浮かんだのは
「天の国の霧」
というイメージでした。
青い空気の中に、
光がゆっくりと溶け込んでいるような、
そんな静かなグラデーションです。
主の祈りの珠の光
主の祈りの珠には、
丸いクリスタルを使いました。
派手な輝きではなく、
静かな光をそっと添える存在。
繊細なビーズキャップを添えてアクセントに。
祈りの中で、
ふっと差し込む小さな光のような珠です。
静かな聖歌、静かなロザリオ
グレゴリオ聖歌には、
心を揺さぶるようなドラマチックな旋律はあまりありません。
むしろ、
淡々としていて、静かで、
気がつくと心の奥に残っているような音楽です。
Alma Redemptoris Mater も、まさにそんな聖歌。
このロザリオもまた、
強い存在感で目を引くというよりは、
祈りの時間に静かに寄り添うロザリオになりました。
青の静けさの中に、そっと差し込む光。
そんな祈りの時間を、
このロザリオとともに過ごしていただけたら嬉しいです。
作品詳細










| 作品名 | Alma Redemptoris Materのロザリオ |
|---|---|
| 素材 | エンジェライト(天然石)、ホワイトカルセドニー(天然石)、ロッククリスタル(溶錬水晶)約6mm、クリスタル(天然石) 8mm |
| サイズ | 輪の長さ:約690mm / 全体の長さ:約510mm |
| 十字架 | 太陽の十字架 約55 × 34mm イタリア製 |
| メダイ | 約24 x 15mm イタリア製 |


