桜と聖霊のロザリオ—桜の気配とともに—

Rosary of Sakura and the Holy Spirit

寒い冬の中で、ふと「春の気配」を感じる瞬間があります。
日差しが少しだけ柔らかくなったり、風の匂いがどこか変わった気がしたり。

そんな時、なぜか作りたくなるのが
春や復活祭をイメージしたロザリオです。

今回制作したのは、
「桜と聖霊のロザリオ」

まだ満開の春ではなく、
冬の終わりに感じる「春の予感」を形にしたようなロザリオです。

桜のウッドビーズという特別な素材

このロザリオに使ったのは、
艶やかな桜のウッドビーズ

実はこのビーズ、
あまり流通しているものではありません。

年々入手が難しくなってきていて、
価格も少しずつ上がっています。
もしかすると、今回の制作で
桜のウッドビーズは最後になるかもしれない
そんなことも思いながら作りました。

今回手元にあった桜ビーズは、
数えてみると 51個

ロザリオには53個必要なので、

あ……、2個足りない……

そこでセンター下の部分には、
桜色のチェコビーズをミックスすることにしました。

これが思いのほかよく馴染んで、
結果的にとても柔らかな雰囲気になりました。

ビーズを落としたら大事件

今回の制作で、いつも以上に緊張したのは
ビーズの扱いでした。

もし制作途中で
コロッ……と机から落ちて
家具の下に転がり込んだら——

それはもう、
大事件です。

「桜ビーズ行方不明事件」だけは絶対に避けたい。

そんなわけで今回は、
いつも以上に慎重に、
一粒一粒を扱いながら制作しました。

ビーズで作品制作をしている方なら、
この気持ち、ちょっと分かるのではないでしょうか(笑)。

聖霊の鳩と春の祈り

センターピースには、
聖霊の鳩を合わせました。

春、復活、そして新しい始まり。
そのすべてに重なる存在が、聖霊です。

主の祈りの珠には、
少し大きめの淡いピンクのチェコビーズを。

柔らかな光が、
春の光に揺れる桜の花のように見える珠です。

十字架には、
バラの彫刻が入った花びらのようなデザインを合わせました。

どこか春らしい、
やさしい雰囲気の十字架です。

春の祈りを、手のひらに

満開の桜の季節は、
もちろん美しいものですが、

その少し前、
まだ寒さが残る中で感じる
「春が近づいている気配」もまた、特別な時間です。

このロザリオは、
そんな静かな春の始まりの祈りをイメージして作りました。

春の光と、
聖霊のやさしい息吹。

その気配を、
祈りの中でそっと感じていただけたら嬉しいです。

作品詳細

作品名桜と聖霊のロザリオ
素材桜のウッドビーズ(5x6mm),チェコビーズ(6mm, 8mm)
サイズ全体の長さ:約300mm / 輪の長さ:約380mm
十字架バラの十字架 約 30 × 20mm イタリア製
メダイ聖霊の鳩 約15 × 12mm イタリア製

桜と復活祭のちょっとした小ネタ

桜と復活祭は、典礼の象徴として正式に結びついているわけではありません。
けれど、海外では桜を 「新しい命」や「再生」の象徴として感じる人もいます。

冬の終わりに一斉に花を咲かせる姿は、どこか復活の喜びを思わせるからかもしれません。

そう思って桜を眺めると、春の景色もまた、祈りの時間の一部のように感じられる気がします。