バラ香る庭のアンティーク風ロザリオ(モスコバイト&ガーネット)

モスコバイト バラ香る庭のアンティーク風ロザリオ

メインに使ったのは、落ち着いたピンクが美しいモスコバイト。そこに深みのある赤のレッドアゲート、真紅のガーネットを組み合わせ、アンティークな雰囲気漂うロザリオに仕上げました。

イメージしたのは、秋の夕暮れ、バラが静かに咲く庭の光景。けれど、出来上がったロザリオを眺めていると、ふと浮かんだのは「ベリーのタルト」。モスコバイトのシックなピンクと、ガーネットやレッドアゲートの深い赤が重なって、まるでたっぷりベリーののった秋のデザートのよう。
……思わず「ベリータルトのロザリオ」と名付けそうになりましたが、さすがにそれは自重しました。

秋の色彩とともに祈る、優美なひととき

ノスタルジックな色味と、祈りのかたち

このロザリオの魅力は、なんといってもその色の深み。どこか懐かしさを感じさせる色合いは、赤革の表紙の古書や、ヨーロッパの古い教会の静かな聖堂を思わせます。

当初はいつものようにロジウムカラー(シルバーカラー)の金具で作り始めたのですが、途中でふと、「アンティークゴールドの方がこの石の雰囲気に合うかも」と感じ、ピンをすべて付け替えるという作業を決行。

アンティークゴールドのパーツは種類が限られているため使用頻度は少なめなのですが、このロザリオにはぴったりでした。モスコバイトの柔らかなピンクとアンティークゴールドが出会って、どこかクラシックで優雅な印象に。

光を添える、小さな輝き

「主の祈り」の珠には、大きめの三角カットが入ったガーネットを使用。深い赤が美しく映えますが、それだけでは少し重たくなりそうだったので、間に小さなボタンカットのクリスタルをあしらい、透明感のある輝きを添えました。

シックな色味の中に、ほんのりと光がきらめく。その控えめな美しさが、このロザリオの静かな魅力です。

秋に寄り添う、祈りの道具

こんなノスタルジックなロザリオを作りたくなるのは、やっぱり秋だからかもしれません。
……とはいえ、まだまだ夏のような日差しが残るこの頃。10月はロザリオの月、ということを思い出すたびに、少し季節を先取りした気分にもなります。

静かな秋の入り口に、深まる祈りの時間。
「バラ香る庭のアンティーク風ロザリオ」が、誰かの心に寄り添うものでありますように。

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作品名バラ香る庭のアンティーク風ロザリオ(モスコバイト&ガーネット)
素材モスコバイトAAA(天然石)約6mm/モレッドアゲートAAA(天然石)約6mm/ガーネットAA(天然石) 約8mm
サイズ輪の長さ:約670mm/全体の長さ:約500mm
十字架太陽の十字架 約55mm x 34mm イタリア製
メダイ透かしのマリア様のメダイ 約20x15mm イタリア製