Salve Reginaのロザリオ(ラベンダーアメジスト)

Salve Reginaのロザリオ

次はどんなロザリオを作ろうか、と考えるとき。
私の頭の中にはだいたい、音楽か色が先にやってきます。
今回は、前から作ってみたかった グレゴリオ聖歌「Salve Regina」 をテーマにすることにしました。

Salve Regina は、マリア様に向かうとても有名な聖歌です。
歌ったことがなくても、どこかで耳にしたことがある人も多いかもしれません。

Salve Regina はひとつじゃない?

実はこの Salve Regina、ひとつのメロディだけではありません。

  • 明るく軽やかな雰囲気のもの
  • 落ち着いて静かな、深い祈りのような旋律のもの

などがあり、他にも写本や地域の伝統によるさまざまなバリエーションがあります。

「いくつあるの?」と聞かれると……
わからない、と答えるしかありません。
数えきれないというのが本音かもしれません。

今回イメージしたのは「明るい」Salve Regina

今回ロザリオを作るときに思い浮かべていたのは、

最もよく知られている、明るい雰囲気の Salve Regina

声がきらきらと重なっていくような、あの感じです。
重く沈むというより、光に向かっていく気配のある旋律。

歌詞の一節から広がったイメージ

歌詞の中の一節

Ad te suspiramus, gementes et flentes
(嘆きながら、泣きながら、涙の谷であなたを慕います)

この言葉から、イメージがぐっと膨らみました。

涙や嘆きの現実はたしかにそこにある。
それでも歌は不思議と、暗いだけでは終わらないのですよね。

どこかで必ず、

やわらかな光のほうへ顔を上げていく気配

があります。
その感じを、ロザリオの中にそっと入れたくなりました。

今回選んだ石と、その意味

ラベンダーアメジスト

普通のアメジストよりも淡く、
薄いヴェールをまとったような透明感があります。

「慈しみ深い母」へ向かう祈りのやわらかさに
よく似合う色だと思いました。

カットクリスタル(主の祈り)

主の祈りのビーズには、カットクリスタルを使用。

Salve Regina の中に漂う「きらめき」を表しています。
涙の谷に光が反射して、小さく瞬くようなイメージです。

貝パール

少しだけ添えた貝パールは、静かなアクセント。

「海の星(Stella Maris)」としてのマリア様のイメージとも重なり、
ひとつ物語が増えたような気がしました。

ロザリオに込めた想い

今回のロザリオには、この言葉を添えました。

希望のほとりに咲く、静かな祈り。

嘆きや涙を知りながらも、
それでもなお希望に手を伸ばす祈り

そんな Salve Regina の世界を思いながら作ったロザリオです。

またいつか、この歌を思いきり歌う機会が来たらいいな、と思いつつ。
その日まで、ラベンダー色の祈りを、手のひらにそっと載せておきます。

作品詳細

作品名Salve Reginaのロザリオ
素材ラベンダーアメジスト、貝パール 約6mm、クリスタル 約8mm
サイズ輪の長さ:約680mm / 全体の長さ:約485mm
十字架星の十字架 約55mm x 28mm イタリア製
メダイマリア様のメダイ 約20x15mm イタリア製