平和の祈りのロザリオ(ツリーアゲート)

久しぶりに、ピンタイプの「平和の祈りのロザリオ」を作りました。
今年は聖フランシスコ帰天800年ということもあり、このシリーズを作る機会がいつもより少し増えています。
「これは平和の祈りのロザリオだ」
作品作りは、石との出会いから始まることがあります。
今回もそうでした。
仕入れ先でツリーアゲートを見つけた瞬間、
「あ、これは平和の祈りのロザリオだ。」
そう思いました。
グリーンの内包物が描く柔らかな模様。
白と緑が織りなす素朴な色合い。
私には、その色がアシジの町そのものに見えたのです。
もちろん、それは私自身のイメージなのですが、
この石を見た時に浮かんだ風景は、ほかのどこでもなくアシジでした。
アシジの風景をロザリオに
メインにはツリーアゲートを。
センターピース下の主の祈りの珠には、ブルーグリーンのクリソコラを合わせました。
石畳や木々の緑。
その向こうに広がる澄んだ青空。
そんなアシジの風景を思い浮かべながら、一粒ずつ珠を繋いでいきました。
まだ訪れたことのない町ですが、いつか自分の目でその景色を見てみたい。
そんな小さな憧れも、このロザリオには込められています。
実は、ずっと前から出会っていた風景
そういえば、不思議なことがあります。
高校生の頃、私は部活動で油絵を描いていました。
その頃、一枚の海外の風景写真に心を奪われました。
石畳の細い路地。
その向こうに見える教会の塔。
そして、どこまでも青い空。
とても気に入って、その写真を見ながら油絵を描いたことを今でも覚えています。
でも、その頃の私は、
アシジという町も、
聖フランシスコも、
「平和の祈り」も、
何ひとつ知りませんでした。
写真は、おそらく旅行会社の広告だったのだと思います。
それから何年も経って、初めてアシジの写真を見た時、
「あれ? この景色、どこかで見たことがある。」
そう思いました。
高校生の頃に描いていた、あの風景だったのです。
まさか、何十年も後になって、自分がその町を思いながらロザリオを作るようになるとは、当時は想像もしませんでした。
人との出会いだけではなく、場所との出会いにも、不思議な縁があるのかもしれません。
平和を願う祈り
「平和の祈り」は、私が大切にしている祈りのひとつです。
憎しみのあるところに愛を。
争いのあるところに平和を。
絶望のあるところに希望を。
その言葉は、時代が変わっても色褪せることがありません。
だからこそ、このロザリオも特別な日のためだけではなく、日々の祈りの中で静かに寄り添う一本になればと思っています。
アシジへ想いを馳せて
私はまだアシジを訪れたことがありません。
けれど、このロザリオを作りながら、何度もその町並みを思い浮かべました。
石畳を歩き、
青空を見上げ、
静かな風が吹き抜ける路地を歩く。
そんな一日が、いつか訪れるかもしれません。
その日までは、このロザリオに小さな憧れも一緒に込めておこうと思います。
帰天から800年を迎える今もなお、世界中で愛され続ける聖フランシスコ。
その平和への願いが、このロザリオを手にする方の祈りにも、そっと寄り添いますように。
作品詳細







| 作品名 | 平和の祈りのロザリオ(ツリーアゲート) |
|---|---|
| 素材 | ツリーアゲート 約6mm、クリコソラ 約8mm |
| サイズ | 輪の長さ:約660mm / 全体の長さ:約470mm |
| 十字架 | 約50 x 35mm イタリア製 |
| メダイ | 約20 x 20m イタリア製 |
Gallery & Motion
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