ヨブの涙のロザリオ - 静けさの中で続く祈り-

ヨブの涙のロザリオ

久しぶりに、ヨブの涙のロザリオを作りました。

ころんと丸い、小さな数珠玉。
淡いグレーからブラウンへと移ろう色は、どこかあたたかく、やさしい印象です。

ミルクティーやカフェラテのような、やわらかな色合い。
見ているだけで、少しほっとするようなロザリオになりました。

あまり頻繁には作らない理由

ヨブの涙のロザリオは、実はあまり頻繁には作りません。

理由はシンプルで、
数珠玉の処理がなかなか大変だからです。

ひとつひとつ穴を整えたり、状態を見ながら選んだり。
見た目の素朴さに反して、意外と手間がかかります。

なので、作るときはいつも

「よし、やるか……」

と、少し気合を入れてから。

……なんだかこれ、ヨブ記を読むときの感覚にちょっと似ている気がします。

気軽に開くというよりは、
「よし、向き合うぞ」という感じ。

海外の数珠玉と、日本の数珠玉

今回使用した数珠玉は、海外でロザリオ用として販売されていたものです。

日本のものと比べると、少し小ぶりで丸みがあり、
どこか可愛らしい印象があります。

一方で、日本の数珠玉はもう少し縦長で、涙の形に近いものが多いように思います。

どちらもそれぞれに良さがありますが、
今回のロザリオには、この丸い形がしっくりきました。

かつては身近だったもの

数珠玉といえば、子どもの頃はもっと身近なものでした。

実家の近くでは、少し歩けばいくらでも見つかって、
何も考えずに集めていた記憶があります。

それが今では、なかなか見つけることも難しくなりました。

こうしてロザリオに使っていると、
少し不思議な気持ちになります。

もしかしたら、最後になるかもしれないロザリオ

手元にある数珠玉も、限りがあります。

これを使い切ったら、
このロザリオももう作らないかもしれない。

……そう思いながら手に取ると、
少しだけ、見え方が変わる気がします。

ヨブの涙と祈り

このロザリオは、ヨブ記を思いながら制作しました。

どんな試練の中でも神を信じ続けること。

言葉にするとまっすぐですが、
実際にはとても難しいことだと思います。

むしろ、迷ったり、揺れたり、
簡単には受け止めきれないことの方が多いのではないでしょうか。

それでも続く祈り

このロザリオは、強いものではありません。

軽やかで、やさしくて、
どこか頼りないようにも見えるかもしれません。

けれど、手の中で静かに珠を辿っていくと、
少しずつ落ち着いていくような感覚があります。

整った祈りではなくてもいい。

揺れたままでもいい。

それでも、祈り続けること。

静かな強さ

ヨブの涙のロザリオは、そんな祈りに寄り添う存在です。

やさしい色の中にある、静かな強さ。

その感覚を、手の中で感じていただけたら嬉しいです。

作品詳細

作品名ヨブの涙のロザリオ
素材ヨブの涙(数珠玉)、チェコビーズ 8mm
サイズ輪の長さ:約680mm / 全体の長さ:約490mm
十字架約45× 28mm イタリア製
メダイ約30 × 12mm イタリア製

Gallery & Motion
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