Ave Regina Caelorum のロザリオ

グレゴリオ聖歌の聖母賛歌 Ave Regina Caelorum をテーマに制作したロザリオです。
四旬節の静けさと、その先にある光をひとつの流れとして表現しました。
……のはずだったのですが
実はこのロザリオ、制作の順番をちょっと間違えました。
というのも、以前に作ったのが復活節の聖母賛歌 Regina Caeli のロザリオ。
そして今回が四旬節の Ave Regina Caelorum。
……そうです。順番が逆です。
本来であれば
- 四旬節 → 復活節
と進むのが自然なはずなのですが、
「この配色いいな」 「このイメージで作りたいな」
と、作りたいものから作ってしまいました。
完全に典礼暦が頭から抜け落ちていたパターンです。
後から気づいて、「あれ、順番逆では?」とひとりツッコミを入れることに。
とはいえ結果的に、
四旬節の静けさから復活の光へと向かう流れが、あとからそっと繋がったような形になりました。
四旬節の静けさを形にする
ベースに選んだのは、スモーキークォーツ。
光を吸い込むような落ち着いた色合いは、聖堂の静かな空気や、内省の時間を思わせます。
そこにシトリンを加え、わずかな光の気配を。
完全な暗さではなく、その中にすでに光が含まれているような繋がりを意識しました。
さらに、ゴールデンラブラドライトとアイスクォーツ。
復活の光を、まだ遠くに感じながらも、確かにそこにあるものとして忍ばせています。
「暗から明へ」のグラデーション
このロザリオで大切にしたのは、「変化のしかた」です。
暗いものが急に明るくなるのではなく
祈りの中で、少しずつ光が見えてくる流れ。
スモーキークォーツからシトリンへ、
そして透明感のある石へと移ろうことで、
静かなグラデーションを表現しました。
祈りの流れの中の
主の祈りの珠には、大粒のカットクリスタルを使用しています。
落ち着いたトーンの中に、ひとつだけはっきりとした光。
祈りの流れの中で、そっと立ち上がるような存在です。
グレゴリオ聖歌の旋律のように、
静かな流れの中に、わずかな変化が現れるようなイメージで配置しました。
静けさの中に宿る光
四旬節は静かな季節ですが、その中にはすでに復活へと向かう光が含まれています。
このロザリオは、その小さな光を手の中で辿るためのもの。
Regina Caeli のロザリオと並べることで、 暗から明へと続くひとつの流れが見えてきます。
……順番は逆になってしまいましたが、それもまたひとつの味ということで。
作品詳細










| 作品名 | Ave Regina Caelorum のロザリオ |
|---|---|
| 素材 | スモーキークォーツ(天然石)、ゴールデンラブラドライト(天然石)、シトリン(天然石)、アイスクォーツ(天然石)約6mm、クリスタル(天然石) 8mm |
| サイズ | 輪の長さ:約670mm / 全体の長さ:約500mm |
| 十字架 | 約65 × 40mm イタリア製 |
| メダイ | 約30 × 22mm イタリア製 |
Gallery & Motion
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