イエローアラゴナイト ミモザのロザリオ

春の花の中で、私がとくに好きな花のひとつが「ミモザ」です。
ころんとした黄色い花がふわふわと咲く姿はとても可愛らしく、繊細なグリーンの葉との組み合わせも大好きです。

そんなミモザをイメージして、イエローアラゴナイトとグリーンガーネットを組み合わせたロザリオを作りました。

小さな春を手のひらに ― ミモザのロザリオ

モッコウバラか、ミモザか。

最初にこのやわらかな黄色のアラゴナイトを見たとき、頭に浮かんだのは「黄色のモッコウバラ」でした。
復活祭の頃になると、教会の門で毎年咲く小さなバラ。その黄色が青空に映えてとても美しいのです。
毎年同じ場所で同じように咲くのに、つい写真を撮ってしまう花でもあります(そして毎年、だいたい同じアングル……^^;)。

けれど、丸いビーズをじっと見ているうちに「やっぱりこれはミモザ」と思いました。
可憐な黄色い花が、春の風にゆれる様子をイメージして、名前も「ミモザのロザリオ」に決めました。

葉っぱの色、光のきらめき

主の祈りの珠には、ミモザの葉をイメージしてグリーンの石を合わせようと何種類か試しましたが、淡いグリーンだと少し物足りなくて…。
最終的に選んだのは、落ち着いた深みのある「グリーンガーネット」。
両端には小さなボタンカットのクリスタルを添えて、春の光のような、きらきらとした輝きをプラスしました。

丸い聖母と、やわらかな十字架

センターピースには「悲しみの聖母」。こちらも丸いフォルムのもので、ミモザのやさしい雰囲気によく似合います。
十字架はお気に入りの「太陽の十字架」。繊細であたたかみのある装飾が、春の光のように優しく寄り添ってくれます。

ミモザとモッコウバラ、どちらも春の花

出来上がったロザリオを眺めていると、やっぱりどこか「モッコウバラのロザリオ」っぽさも残っている気がします。
もしかしたら、「春の黄色い花のロザリオ」という名前でも良かったかもしれません。
それでもこの作品に込めたのは、ふんわりと心をあたためてくれる春の光。
やさしい気持ちで祈る時間に、そっと寄り添ってくれるロザリオです。

作品詳細

作品名イエローアラゴナイト ミモザのロザリオ
素材イエローアラゴナイトAA++(天然石)約6mm/グリーンガーネットAA(天然石) 約6.5mm/クリスタル(天然石)ボタンカット約3x2mm
サイズ・輪の長さ:約690mm/全体の長さ:約500mm
十字架太陽の十字架 約55mm x 35mm イタリア製
メダイ悲しみの聖母 約18x18mm イタリア製