免償の十字架のロザリオ(グリーンオニキス)

半透明で鮮やかな緑が美しいグリーンオニキスを使ってロザリオを作りました。
組み合わせた十字架は、クラシカルなデザインで存在感のある「免償の十字架」です。この十字架とのバランスを考えて、センターピースは少しだけ大きめの丸いマリア様と天使がデザインされたものを選びました。

主の祈りのビーズは、カットクリスタルと迷いましたが、今回はバラのカットが入ったチェコビーズに。カットクリスタルほどのキラキラ感はありませんが、チェコビーズならではのやさしキラキラ感があります。
カットクリスタルはシャープな印象になりますが、こちらは少し優しい印象になります。

グリーンオニキスには「希望の光を見つける」という意味もあるそうで、ちょうどカトリックの年間の典礼色であるグリーンが「希望」を表すことと同じですね😊

作品詳細

作品名免償の十字架のロザリオ(グリーンオニキス)
素材グリーンオニキス(天然石) 約8m/チェコビーズ 8mm
サイズ輪の長さ:約640mm/全体の長さ:約490mm
十字架免償の十字架 55x36mm イタリア製
メダイ天使とマリア様のメダイ 約20x18mm イタリア製

オニキスとカルセドニーとアゲート

オニキスというと黒を思い浮かべますが、オニキスにはグリーンやホワイト、ブルーやグレーなどもあります。
グリーンオニキスは、実はグリーンカルセドニーやグリーンアゲート、ブルーオニキスはブルーアゲートだったりします。

黒いオニキスは庭名は「黒瑪瑙」。そして、「瑪瑙」は英語で「アゲート」や「カルセドニー」と言います。なので、オニキスもグリーンアゲートやグリーンカルセドニー、ブルーアゲートも同じ「瑪瑙」という石の色違い、という事になります。

でも、なぜ黒はブラックアゲート(カルセドニー)ではないの?と思ってしまいます。

そもそも「カルセドニー」と「アゲート」は同じ石じゃないよね?と混乱しそうです🙄
この二つはどちらも石英(水晶)というグループで同じ仲間に分類されていて、違いは模様があるかないかだそうです。

白い縞模様があるとオニキス、縞模様がないとカルセドニー、縞以外の模様が入っているとアゲートなのだとか……。

なんだかややこしい!😣

要は、同じ「石英」という仲間の石と言うことです。

本来のオニキスは縞々模様

さて、ともとオニキスは黒い瑪瑙に縞模様のあるものでした。けれど、いつの間にか縞模様のないものもオニキスと呼ぶ様になった様です。オニキスって「真っ黒」なイメージなのですが、もともとは縞模様がなければオニキスではなくブラックカルセドニーが正式な名称なのだとか……。

じゃ、縞のない緑や青の瑪瑙も「オニキス」って呼んじゃえ!って「グリーンオニキス」や「ブルーオニキス」なったのかもしれません。

実際に私が仕入れているお店ではグリーンオンキスは、グリーンアゲートにも分類されていたりします。

色々とややこしいのですが、美しい石なら良し!です。
(お守りなどパワーストーンとして使う方には大事かもしれませんね……)

夏の深い緑の森を思わせる様な、グリーンオニキスのロザリオ。透明なバラのチェコビーズでキラキラと、太陽の光の様です。
今年の猛暑はまだまだ続くらしく考えただけでぐったりしますが、手元のロザリオだけは爽やかにお祈りしたい気分です。