まさかのUPS!イタリアからのロザリオパーツが爆速で届く?

パッケージのイメージ写真

ロザリオパーツをイタリアの通販サイトから注文した翌日。
ショップからの発送完了メールを受け取った数時間後に届いたのは「明日配達します」というUPSからのメール。

え?本気で?まだドイツにいるらしいのですが……!

今回は、想定外すぎるスピードと送料の正体、そして気になる関税問題まで、実体験をシェアします。

UPS?もしかしてフィッシング?

最初は「とうとう国際宅急便を名乗るフィッシングメールが来たか…」と思いました。
でも、よく見ると発送元はショップの所在地と一致しています。

「え、マジで?明日届くって本気?」
だって、注文したのは昨日ですよ?

ア○ゾンですらまだ出荷されてないというのに……!

UPSからのメール
えっ?詐欺?と思ったUPSからのお知らせメール

配送状況を確認すると…

念のためショップのサイトにログインして配送状況を確認してみると、
ちゃんとUPSで発送されていました。現在ドイツのケルン。

「あの高いの送料はUPSだったのか…!」とここで納得。

でも、「明日到着」はさすがに無理でしょう?
ドイツのケルンを出たばかりのようですし、国際便の通関ってそんなにスムーズなの?

ゆっくりでいいから、もっと安い航空便でよかったのに……

発送方法は選べなかったので、どうやらこのショップは国際発送=問答無用でUPSという仕組みのようです。

ちなみに到着予定日になっていた今朝、荷物をチェックするとシンセンを経由して大阪に到着してました。(えっ、もう?)
メールの通知通り今日の到着は無理だとしても、爆速です。

同じ日に注文したアメリカからの荷物は、今フロリダのパーム・ビーチの配送センター。
これこれ、慣れ親しんだこのスピード感……。

※一般的な国際航空便は航空機の貨物室に積まれますが、UPSやDHL、Fedexなどの国際宅配便(クーリエ便)は自社の航空機を持っています。航空機の中ぎっしり貨物だけの貨物機です。これが爆速の理由。

アメリカと比べてみると

アメリカのロザリオパーツ専門店は、通常の航空便で10日~2週間ほどかかります。
今回もそのくらいを想定していたので、UPSは完全に想定外。

ちなみに、国際宅急便にもいろいろあります。
たとえばAppleのオンラインストアで購入すると、たいてい中国の工場からヤマト運輸の国際宅急便で届きます。こちらは3~4日くらい。

また、アメリカのハーブティーや化粧品を扱っているオンラインショップもよく利用しますが、こちらは5日ほどで佐川で到着
送料も高くなく、たしか1000円程度だったと思います。

やはり海外発送が多いショップは、送料設定が抑えられている印象があります。

日本への発送はレアケース?

今回のショップは、そもそも日本への発送が少ないのかもしれません。
そのため、送料も割高になるのかも……と感じています。
パーツ専門店というよりはカトリック用品専門店なので、それも理由の一つかも、と。

国内のロザリオ作家さんにも、私と同じアメリカのショップを利用しているっぽい方は見かけますが、
イタリアのサイトはイタリア語で検索しないと出てこないので、利用者はかなり少ないのでは?と思います。

関税まわりの悩みごと

今回のイタリアからの荷物で少し気になっているのが、関税です。
通常、個人輸入の場合は、商品代金が16,666円以下であれば関税はかからないとされています。

ただ、ハンドメイドに使う資材を海外から購入する場合、
「これは個人輸入でいいのか?それとも業務用の“小口輸入”にあたるのか?」と悩むこともあります。

私自身も、少量を普通にオンラインショップで購入しているため、今のところは個人輸入扱いで届いています。
ただ、5万円以上まとめて購入した時には関税を支払った経験も。
それでも小口輸入よりは軽い課税だったようで、「個人使用」の範囲内という扱いだったのかもしれません。

ちなみに、小口輸入の場合でも1万円以下であれば関税はかかりません。

私のように商業利用が前提の場合、本来は小口輸入として取り扱うべきなのかもしれませんが、
今のところは「少額でちょこちょこ仕入れる」方式でギリギリセーフを狙っているのが実情です。
もはや「送料の合計と関税の合計、結局どっちが安いの?」という世界です。

税関で開封されてる?納得の理由

そういえば、以前アメリカからグレゴリオ聖歌の楽譜『Liber Usualis(リベル・ウズアリス)』を個人輸入した際、
荷物を開けられた形跡がありました。

おそらく、インボイスに品名として “Liber Usualis” と書かれていたせいでしょう。
“Book” と書いてあればスルーされたはずですが、そもそも"Liber Usualis"が何か分かる人は限られています。

カトリック信者でも分からない方が多いのに、日本の税関職員が見て「なんじゃこりゃ」と思ったのも無理はありません。

それ以来、荷物が開封されたことはありませんが、
X線検査では検査官が「謎の十字架パーツがいっぱい入ってる」と思っているかもしれません。