爆速で届いた、サンティアゴのロザリオパーツと巡礼への憧れ
イタリアのオンラインショップから注文したロザリオパーツが、まさかの爆速で到着しました。
発送完了のメールが届いた翌日に、「明日届きます」とUPSからメールが来た時は本気でフィッシング詐欺かと思いましたが、本日午前中に到着してびっくり。


荷物はショップオリジナルの箱に入って届きました。返品方法の紙と、お買い物案内のようなチラシが入っていました。
ヨーロッパとイギリスは送料無料のようです。(いいなぁ)
専用のアプリもあるようで、アプリを使うと割引があるようです。
ずっと探していたサンティアゴのセンターピース
さて、今回のお目当ては、サンティアゴのセンターピースとサンティアゴの十字架。
特に、ホタテ貝のモチーフが入ったセンターピースは、ずっと探していたもの。以前アメリカのショップで見つけて問い合わせたものの、残念ながらお返事がもらえず諦めていたところ、今回イタリアで発見!
イタリア製かと思いきや、よく見るとMade in PRC(中国)。
うーん、そこはちょっと引っかかる…と思いつつ、Apple製品だって中国で作っているし。あのジョブズも「Designed by Apple in California. Assembled in China.」って言ってたし。
何よりイタリアのカトリック用品専門店が扱っているもの。信頼していいはず、と購入しました。


届いたセンターピースはとても美しく、十字架もすっきりとしたデザインでしっかりと作られています。某有名チャイナ系ショップの明らかにパクった系の十字架とは雲泥の差です。
中国製というの引っかかっていましたが、イタリアメーカーの物なので品質の心配は無用なようです。
そしてこちらはアシジのオリーブウッドで作られたウッドビーズと十字架。
これで聖フランシスコのロザリオを作ったら素敵だなあ、と夢が広がっています。



ウッドビーズはこれまでアメリカのショップでベツレヘムのオリーブウッドのものを購入していましたが、このアシジのオリーブウッドのビーズは12本分で24ドルほどだったので、ベツレヘムのものよりかなりお得です。(ベツレヘムのオリーブウッドはロザリオ1本分で14〜24ドル)
本当に12本分入ってこのお値段?と思っていましたが、ぎっしり12本分!
送料はしっかり高かったですが、何より爆速で、しかもずっと欲しかったものが手に入って満足度はかなり高めです。
ちなみにアメリカからの荷物は、本日マイアミの国際配送センターです。このスピード感が普通です^^
サンティアゴ巡礼の象徴、ホタテ貝に想いを馳せて
さて、ホタテ貝といえば……そう、サンティアゴ巡礼!
ホタテ貝は、巡礼者が身につけるシンボルであり、聖ヤコブ(サンティアゴ)の象徴です。
もともとは「巡礼者がホタテの貝殻で水をすくって飲んだ」という伝承から来ていると言われていますが、実はそれだけではありません。
一説には、聖ヤコブの遺体がスペインの海岸に漂着したとき、船底(棺)にホタテ貝がみっちり付いていた、という伝説があるそうです(なかなか衝撃的なビジュアルです…)。
このことから、ホタテ貝は聖ヤコブと深く結びつけられるようになりました。
今ではリュックや帽子、貝を模したペンダントなどにそのモチーフが使われていて、「私は巡礼中です」と静かに主張してくれるアイテムになっています。
サンティアゴ巡礼とは?
サンティアゴ巡礼(カミーノ・デ・サンティアゴ)は、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラにある聖ヤコブの墓を目指す巡礼路。
フランス、スペイン、ポルトガルなど各地から始まるルートがあり、代表的なのはフランス人の道(Camino Francés)。ピレネー山脈を越えて約800km……徒歩で歩くには、まあまあどころか、かなりガチな距離です。
それでも、歩きながら祈り、静かに自分と向き合う時間を持つことができる、特別な巡礼路。
「信仰」というより「人生を見つめ直す旅」として歩く人も多いそうです。

行けるかどうかは別として、あこがれの地
私にとってもサンティアゴ巡礼は、ずっと憧れている場所のひとつです。
ただ、現実的には時間もお金も、そして体力もかなり必要で、行ける可能性は限りなく低い……けれど、できれば一度は歩いてみたい。
たぶん一気に完走は無理なので、数回に分けて歩くか、もしくはどこかで心が折れてリタイアしそう(笑)
それでも、その道のりを歩いたときにしか見えない風景や、感じられない何かがあるのではないかと思っています。
そんな想いを込めて、今回のロザリオにはホタテ貝のセンターピースを。
自分自身が巡礼に出られなくても、このロザリオを手にする誰かにとって、心の中の巡礼の助けになりますように。