聖霊降臨 典礼聖歌とカトリック聖歌、そしてグレゴリオ聖歌
明日、20日の日曜日は聖霊降臨の主日です。ラテン語ではPentecostes(ペンテコステ)と言います。聖霊降臨日は、復活祭から50日目の日曜日、Pentecostesと言う言葉はギリシャ語の「50日目」と言う意味だそうです。
復活から40日後にイエス様は「まもなく聖霊が降る」と言う言葉を残して、弟子たちの目の前で天に上げられました。そして、それから10日後に、イエス様が約束された通り、弟子たち上に聖霊が降りました。それが聖霊降臨日で、教会が誕生した日とも言われています。
やっぱり苦手な「聖霊の続唱」
聖霊降臨日には「聖霊の続唱」が歌われます。年に数回しか歌わないので、細かい部分が怪しくなっています。今日(土曜)の夕ミサは日曜の主日ミサと同じなので、「聖霊の続唱」を歌ったのですが、楽譜に釘付け状態でなんとか歌った感じです。明らかに復習が足りなかったと反省……。😔
典礼聖歌352番「聖霊の続唱」
そう言えば、去年の土曜日の聖霊降臨のミサでは答唱の当番で「神父様が歌わない場合は、続唱の先唱も歌ってもらうかも」なんて言われて、そんなことになったらどうしよう!と、ものすごーく緊張していた記憶があります。(結局、神父様が歌ってくるということで、ホッとしたのですが😅)
初めての聖歌、練習不足でずっこける
今年は、緊張するようなお役目もなく、来週のコンサートで歌うグレゴリオ聖歌の練習に必死になっていた私。お昼すぎてから、聖歌表をチェックしたところ、初めて歌う曲がありました。聖歌集を開くと、私が一番苦手なパターンの歌です。
ギリギリまでチェックしなかったことを深ーく反省。「えらいこっちゃ!」と数回練習しましたが、かなり怪しい感じ。
だって、歌の音源がどこにもないんだもの……💦
耳コピーなら数回聞いて歌えば何とかなるのですが、譜読みが苦手な私は、鍵盤を叩きながら覚えるとなると、ものすごーく遅いのです。
それでも、ミサ前にみんなで練習をした時は何とか歌えると思いました。が、やっぱりミサで歌う時になると緊張するのか(苦手な歌は特に)、苦手ポイントで見事にずっこけました……😣
今日は、反省ポイント満載になってしまいました。
「みたまよきたりて」と"Veni Creator Spiritus"
この時期に歌う聖歌はいくつかあるのですが、今日歌ったカトリック聖歌集の「みたまよきたりて」、グレゴリオ聖歌の"Veni Creator Spiritus"にそっくりな旋律に、今更気づきました。初めて歌った時も、案外すんなり歌えたのはそのせいか、と。
ちょっと調べて見たところ「みたまよきたりて」は、"Veni Creator Spiritus"が元のようです。
この動画で最初に歌われている、聖公会の公教聖歌集「みたまよあもりて」旋律がカトリック聖歌集の「みたりよきたりて」と同じです。(歌詞の内容的にもほぼ同じ)グレゴリオ聖歌、カトリック聖歌集、公教聖歌集など、色々な聖歌が楽しめる動画です。
聖歌100年の歩みーグレゴリオ聖歌から典礼聖歌まで
こちらがグレゴリオ聖歌の賛歌"Veni Creator Spiritus"
途中、聖歌隊が美しいハーモニーで歌っています。
Conclave - Hymnus - Veni, creator Spiritus
現在のカトリック教会では、カトリック聖歌集の歌はあまり歌われませんが、個人的にはカトリック聖歌集の歌が好きです。文語体の歌詞がちょっと歌いづらかったりしますが、典礼聖歌とは違う旋律の美しさがあります✨