グレゴリオ聖歌 Illumination -Peaceful Gregorian Chants-
私がグレゴリオ聖歌に興味を持つきっかけになった音楽があります。それは、グレゴリオ聖歌と言うよりは、グレゴリオ聖歌を美しくアレンジしたヒーリングミュージックでした。
水の流れる音や小鳥のさえずり、弦楽器、そして美しい歌声がゆったりと流れるその音楽は、草原の中でさわやかな風に吹かれているような感覚に陥りました。
祈りを思い出させてくれたグレゴリオ聖歌
初めてこの音楽を聴いたのは、偶然だったと思います。美しいジャケット(?)写真に惹かれて「どんな音楽なんだろう?」と聴いてみたところ、すっかり虜になってしまったのです。
なんとなく不思議で懐かしい感じのする旋律のこの歌が「グレゴリオ聖歌」であることが分かりました。
それから、私はグレゴリオ聖歌に興味を持ち、自分でも歌いたいと思うようになりました。
🎶 Illumination: Peaceful Gregorian Chants (Amazon)
とても美しいジャケ写なのですがAmazonのリンクで表示できていた画像が現在表示できず……(Youtubeに同じ画像がひょうされているはず)
Illumination - Peaceful Gregorian Chants - Dan Gibson's Solitude [Full Album]
私は子供の頃、教会に行きたいと思っていましたが、私の育った田舎にカトリック教会はなく、願いは叶いませんでした。教会には行けませんでしたが、お小遣いを貯めて買った聖書を読み、ずっと好き勝手なお祈りを20歳頃まで続けていたように思います。
けれど、いつの日か日々の仕事や色々な事に追われ、聖書は本棚の奥にしまわれ、祈ることすら、私は忘れてしまっていました。それから長い年月が流れ、人生の悲劇や悲しみ、苦しみを体験することになった私は、ふと「祈る」ことを思い出しました。
ちょうどそんな時に、出会ったのがグレゴリオ聖歌でした。それから3年後に私はカトリックの洗礼を受けました。
美しく心が癒されるグレゴリオ聖歌
グレゴリオ聖歌をアレンジしたヒーリングミュージックはたくさんありますが、私にはこの「Illumination -Peaceful Gregorian Chants-」が一番のお気に入りです。
私が一番好きなKyrie IX (Cum Jubilo)が歌われているのも、気に入っている理由のひとつですが、特に旋律が美しいグレゴリオ聖歌が選ばれていて、優しく美しい歌声が小鳥のさえずりや弦楽器と絡み合って、どことなくノスタルジックに感じるからかも知れません。
心にしみこんでくる、そんな感じです。
Youtubeでも聴くことが出来るのですが、私はこのアルバムを購入しました。Youtubeに上がっているものは、突然見られなくなってしまうこともあるので、自分で持っていたかったのです。
グレゴリオ聖歌には、心を癒す不思議な力があると思います。それは、グレゴリオ聖歌が祈りの歌だからかも知れません。
このアルバムは、初めてグレゴリオ聖歌を聴くと言う方にも、聴きやすいのではないでしょうか。