カトリック 悲しみの聖母のロザリオ

ロザリオにはいくつかの種類があり、「悲しみの聖母のロザリオ」と言うものがあります。私が持っているものはシスターから頂いたもので、通常のロザリオと一連の玉の数などが違い、専用のパーツが使われています。
その専用のパーツは国内で入手するのは難しいのですが、先日、国内のショップでそのパーツを見つけ、購入しました。

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悲しみの聖母のロザリオ

「聖母マリアの7つの悲しみ」は、13世紀に修道会「聖母のしもべ会」の7人の聖人が始めたと言われる信心で、その「聖母マリアの7つの悲しみ」を祈るためのロザリオが「悲しみの聖母のロザリオ」です。1連が7つの珠で構成され、それが7連で一環となっています。

通常のロザリオの「主の祈り」にあたるビーズは7つの専用がパーツがあり、それぞれが7つの悲しみを表すものになっています。
私の持っているものはウッドビーズですが、今回作ろうと思っている「悲しみの聖母のロザリオ」はブルーか白のチェコビーズで作ろうと思っています。

祈り方は通常のロザリオの祈りとは少し違い、黙想が7回、アヴェマリアも7回です。祈り方はセンターピースから第1の玄義、主の祈りで始めるパターンと、大きなメダイ(通常のロザリオの十字架部分)で使徒信条、アヴェ・マリア3回、栄唱、センターピースで第1の玄義と主の祈り、アヴェ・マリア7回と始めて行くパーターンがあるようです。

私が修道院でシスターとお祈りした時は、センターピースから始めた様に思います。
ドン・ボスコ社から「悲しみの聖母のロザリオ」について本が出ていますので、興味のある方は参考にされてはいかがでしょう?
Amazonからも購入できます。

聖母マリアの7つの悲しみ

「聖母マリアの7つの悲しみ」とは、聖母マリアの人生に起こった7つの出来事を指しています。

  1. シメオンの予言 (ルカの福音書 2-34,35)
    「イエスは将来人々の反抗の的とされ多くの苦痛をお受けになる」という預言による悲しみ
  2. エジプトへの逃避 (マタイの福音書2-13)
    イエスがヘロデ王により殺されそうになったことからエジプトへ逃避し、その避難生活の悲しみ
  3. 幼子イエスをイエルサレム神殿で見失う (ルカの福音書 2-34,35)
    エルサレムの聖殿にて御子を見失った時の悲しみ
  4. 十字架の道行きでのイエスとの出会い
    茨の冠を頭にのせられたイエスが重い十字架を肩に、カルワリオへ赴く途中の様子を見たときの悲しみ
  5. ゴルゴタの丘でのイエスの磔刑 (ヨハネの福音書 19:25)
    十字架上で亡くなるのを見た悲しみ
  6. イエスが脇腹を槍で突かれ、十字架から降ろされる(ヨハネの福音書19-34,19-38)
    十字架より降ろされた御子の亡骸を抱いたときの悲しみ
  7. アリマタヤのヨセフによるイエスの埋葬 (ヨハネの福音書19-40)
    御遺骸を葬る時の悲しみ

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