ミサのお作法、実は少しずつ違う?教会ごとの“あるある”な違い

普段とは違う教会でミサにあずかると、
ふと、こんな違和感を覚えることがあります。
「あれ?なんか、いつもと違う……?」
典礼そのものは同じはずなのに、
細かい動きや流れに、少しずつ違いがある。
それに気づいたとき、
ちょっと戸惑いつつも、どこか面白さを感じる瞬間です。
朗読のお作法は意外と細かい
たとえば、言葉の典礼に入るときの動き。
私の所属教会の土曜日の夕方ミサでは、
- 第一朗読
- 第二朗読
- 答唱詩篇
を担当する人たちが、侍者と一緒に前に出てきます。
3人が並んで祭壇の前で一礼し、
侍者を先頭に、それぞれの位置へ。
第一朗読の人はそのまま朗読台へ、
それ以外の人は横の椅子に座って待機します。
そして、朗読する人は――
- 朗読台に向かう前に、侍者とともに祭壇に一礼
- そのあと朗読台に向かって朗読開始
朗読が終わったあとも、
- 朗読台から少し横にずれて
- 祭壇に向かって侍者と一礼してから退場
という流れです。
同じ教会でも、時間帯で違う
ここまでは「うちの教会の普通」なのですが……
日曜日のミサになると、少し様子が変わります。
- 朗読の前後で祭壇に向かって一礼しない
- 動きが全体的にシンプル
というスタイル。
以前、「そんなにぺこぺこしなくていいわよ〜」と言われた、という話も聞いたことがありますが(笑)、
土曜日は土曜日で、そのスタイルがそのまま続いています。
つまり、
同じ教会でも、ミサの時間帯によってお作法が違う
という、ちょっと不思議な状態。
答唱詩篇の歌い方も少し違う
もうひとつ、違いを感じやすいのが答唱詩篇です。
私の所属教会では、
- 先唱者がまず一人で答唱部分を歌い
- そのあと会衆が同じ部分を歌う
- 詩篇は先唱者が歌う
という流れになっています。
これは、
「こういう歌ですよ」と会衆にわかるように、
最初に一度提示しているような形です。
一方で、別の教会では
- 最初から先唱者と会衆が一緒に答唱を歌う
スタイルのところもありました。
詩篇の部分を先唱者が歌うのは共通ですが、
答唱の入り方には少し違いがあります。
他の教会ではまた違う
さらに、別の地域の教会に行くと、
また違ったスタイルに出会うこともあります。
たとえば、復活祭に行った大阪の教会では、
- 朗読者や詩篇の担当者が最初にまとめて前に出るのではなく
- それぞれのタイミングで、一人ずつ自席から出てくる
という形でした。
同じカトリックのミサでも、
こうして比べてみると、思っている以上に違いがあります。
同じミサ、でも同じではない
もちろん、ミサそのものの流れや本質は変わりません。
世界中どこに行っても、
同じ典礼にあずかることができます。
けれど、
- 動き方
- タイミング
- 細かな所作
といった部分には、
その教会ごとの習慣や雰囲気が表れます。
他教会での奉仕あるある
こうした違いがあるからこそ、
- 他の教会で朗読の奉仕をする場合は、事前確認が大事
というのも、地味に重要なポイントです。
「え、ここってそういう流れだったの!?」
と、ミサ直前に気づいて内心バタバタ……ということも。
外から見れば何事もないように見えても、
中では小さなパニックが起きていることもあります(笑)
おわりに
ミサはどこに行っても同じ――
そう思っていても、
実際に足を運んでみると、
小さな違いに気づくことがあります。
けれど、その違いは「正しいか正しくないか」、ではなく、
それぞれの教会の中で自然に形づくられてきたもの。
そう思うと、
「あ、ここはこうなんだ」
と、その違いを少し楽しめるようになる気がします。
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