色の意味も知ってた?アドベントリースに火を灯すと、クリスマスが4倍しあわせになる話

アドベントリース

前回の記事で、「アドベントカレンダーって実は“心の準備アイテム”だったんだよ」というお話をしました。

「えっ、お菓子じゃなくて聖書の言葉が入ってたってホント?」
と驚いた方、今回もぜひ続けてお読みください…👀

今回は、もうひとつの人気アイテム アドベントリース(アドベントクランツ) がテーマです。
これ、ただの「北欧っぽくておしゃれなやつ」じゃないのです。

ロウソクの本数も、色も、素材も…
すべてに意味がある って知ると、
クリスマスまでの毎日がちょっとドラマチックになります。

アドベントリースは「飾り」じゃなくて「祈りを形にしたもの」

最近はインテリアショップでもよく見かける、
丸いリース+4本のロウソク のセット。

「クリスマスまでのカウントダウンキャンドルね〜🎄」
くらいのイメージかもしれませんが…

実はこれ、

キリストの“永遠の王としての命”を象徴したもの なのです。

🌿丸い形=永遠

リースが丸いのは「始まりも終わりもない永遠」の象徴。
さらに、モミやヒイラギなど 枯れない常緑樹 を使うのは、

「救いと希望は色あせないよ」という意味。

(知ると急に深い…!)

🕯️4本のロウソク=待降節の4つの日曜日

待降節は 4週間
そのあいだ、毎週1本ずつ火を灯していきます。

  • 1本 →「始まったなあ」
  • 2本 →「少し近づいてきた」
  • 3本 →「いよいよ!」
  • 4本 →「もうすぐ、光が来る」

火が増えるだけで季節の気持ちが変わるって、不思議でやさしい習慣です🌟

ロウソクの色には「役割」がある

ここが今回のハイライト!

ロウソクの色はなんとなくオシャレで選ばれているわけではなくて……

意味ニックネーム
第1主日紫 or 白心を整え始める予言者のキャンドル
第2主日紫 or 白平和を祈る期間天使のキャンドル
第3主日バラ色(ピンク)喜びがあふれる週 🎉羊飼いのキャンドル
第4主日紫 or 白最後の準備を愛を込めてベツレヘムのキャンドル

※ロウソクの色は他にも紫・白の代わりに金色や赤色使われることもあります

そう、3週目だけ色が違う のです!
そしてテーマは Gaudete(ガウデーテ)=喜べ! の週。

ちょっと浮かれた空気になる日です。
「ここだけ、ちょっと華やかにいきましょう🎀」という週なんですね。

この小さな「喜びのスイッチ」があるって、すごく可愛い文化ではないでしょうか。

おしゃれアイテムとして売られているアドベントリースのロウソクは、色々な色のものがありますが、本来のロウソクの色はこんな意味を持って決められています。

待つ時間って、実はとても豊か

アドベントリースもアドベントカレンダーも伝えていることは同じ。

クリスマスは“心の準備”をしながら迎える季節だよ

ということ。

もし今年のクリスマス、
「せっかくならもっとあたたかく味わいたいなあ」
と思っているなら、こんな過ごし方がおすすめです✨

🕯️日曜日:キャンドルを灯して静かに深呼吸

「今週がんばったこと」「来週やさしくしたいこと」
を、ほんの1分だけ振り返るだけでOK。

🤍一日一善チャレンジ

  • 席をゆずる
  • 誰かをほめる
  • 家事をひとつ多めにやる

など、超小さなことで十分!

🎁ちょっとだけ節約 → その分を誰かに分ける

チョコひとつ我慢して小さな寄付とかでも、もう立派。

おわりに:リースは“心の準備のコンパス”

アドベントリースは、
ただ置くだけで「落ち着いた時間を思い出させてくれる」道しるべみたいな存在です。

火を灯すたびに、
光が近づくたびに、

「あ、クリスマスは静かな恵みの季節なんだ」
ということを思い出せます。

今年の冬、あわただしい日々の中に
ほんの少しだけ“やさしい待つ時間”を置いてみませんか?